週刊誌という「世界」#6 毎日の張込みで学んだ"仕事訓"
首相秘書官を直撃飯島秘書官の記事は独走スクープという形で話題となり、フライデーは数週間に渡って続報記事を出し続けた。業者との関係、怪しい公共事業、謎の補助金――。掘るほどにいろんな疑惑が湧きだしてきた。その後、いくつかのメディアも後追い報道を行うなど、業界内を騒がせた。
さらに、当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったノンフィクション作家の佐野眞一氏までが議論に参戦する展開となったのは意外だった。佐野氏はフライデーが報じた飯島氏の疑惑について、本人インタビューを行い報道を批判したのだ