あかいにじ

あかみね と にじぐち の創作活動広場です。2024年7月10日より運用開始。

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  • ”あかみね” 集めました

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最近の記事

【詩】あなたが知らないこと

知ってる? ずっと待っているんだよ 私目線な 言い方だけど 待ってあげて いるんだよ 私は私 あなたはあなた  理由があるんだろうけどさ 知ってる? 時間って戻らないんだよ 今日って もう来ないんだよ 明日は明日 今日は今日じゃなきゃ  駄目なんだよ 知ってる? ずっと待っていたんだよ 私目線な 言い方だけど ずっと待って あげたんだよ 来るも来ないも 自由だけどさ 本当は ずっと待っていたかったんだよ (にじぐち)

    • 【詩】「自然の抱擁」

      今、ここで深呼吸したい 大地のぬくもりと、空のやさしさが わたしを包み込んでくれる 久しぶりに感じる、この感じ 自然の力って、本当にすごい その広がりに身を任せると 心が、ゆっくりと、穏やかに 解き放たれていく (あかみね)

      • 【詩】まだ何でもない

        まだ何色でもない 透明の氷が好き ジュースの色にも 炭酸の色にも染まらないまま まだ何色でもない 虹の色が好き 赤青黄紫 全てであってひとつのまま まだ誰でもない 私が好き 誰にも染まらなくて 私の色のまま 何もないけど 全てがあるように つながっていて孤独で 穏やかで激しくて 心はこんなにも自由だ (にじぐち)

        • 【詩】「ジレンマ」

          臨時休業 ちょっとがっかり せっかく来たのに お店が閉まってる、なんでだろう 臨時休業 あらたなチャンス いつもと違う道を歩いて 新しいお店に出会えるかも 臨時休業 不思議な感じ 予定どおりにいかなくても 偶然の出会いへ心が躍る (あかみね)

        【詩】あなたが知らないこと

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          14本
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        記事

          【詩】顔を洗って

          朝 寝起き顔を洗う 冷たい水滴で 目覚める細胞 おはよう 私 昨日までは 水に流して 今日は新しい朝 泣き顔を洗う 冷たい水に 涙が溶ける 頑張れ 私 一緒に流れた涙は ここまでは 水に流して ここからまた始まる挑戦 夜 メーク顔を流す 冷たい水滴で 自分をいたわる お疲れさま 私 泡で包みこんで トレンドを外したら 素顔の私も 変わらず すてきだよね そしてまた、新しい朝を迎えよう (にじぐち)

          【詩】顔を洗って

          【詩】「痛みからのカタルシス」

          痛みの波に揺れる心 焦燥の中、希望の電話をかけ続ける 断られる度、少しずつ沈む心 4度目の正直、光を見つけた やっとたどり着いた安らぎの場所 動く椅子に座り、ライトが顔を照らす 恐れと少しの痛みの中、その瞬間を待つ 「終わりましたよ」の一言で 心の中に花が咲く 噛みしめる喜び 治ってよかった、左下の奥歯 (あかみね)

          【詩】「痛みからのカタルシス」

          【詩】ちょうど

          ちょうどよくって難しい 適度な 食事 気持ち良い 睡眠 ストレスのない 人間関係 ちょうどって難しい 今 来たところだよ ちょうど できたところだよ タイミングよく 考えていたんだよ ちょうどって 誰が決める ちょうどって どこからで ちょうどって どこまでだろう ちょうどよく 泣きたい ちょうどよく 怒って ちょうどよく 笑いたい ちょうどよく 愛していきたい ちょうどよく 生きていたい ちょうどであることは 私であること ちょうどは きっと 私らしいということ

          【詩】ちょうど

          【ショートショート】「りんごは赤かった」

          私が幼い頃、りんごは赤かった。 それは定番の色で、まるで太陽が地平線に沈むときのような絶妙な深い紅色をしていた。私の記憶の中の赤いりんごは輝いており、秋の収穫祭では、その美しさと香りが人々を魅了した。黄金色の葉と赤い果実で彩られたりんごの木々は、自然が描いた絵画のようだった。 しかし、ある日突然、赤いりんごは消え去った。秋の始まりを告げる風が吹く季節に、「りんご畑から、赤いりんごが消える」というニュースが報道された。木々には青緑や黄色などのりんごが実っていたが、赤いりんご

          【ショートショート】「りんごは赤かった」

          【詩】cloudy sky

          「晴れが好き」 と誰かが言う 空の青さに 一日として同じ日はない 子どもたちが笑っているから 「雨の日が好き」 と誰かが言う 雫の美しさに 一つとして同じものはない 花やカエルが踊っているから だけど 曇り空もいいよね 同じ雲は一つとしてない 雲の上は晴れていて 地上は雨が降ってなくて その合間の世界に 一人漂うようで 私は曇りが好き (にじぐち)

          【詩】cloudy sky

          【詩】「旅先ソフトクリーム」

          なんで、みんな 旅先で、ソフトクリームを食べるの? 家の近くでも食べられるのに 不思議に思って、 わたしも旅先で、ぺろり 食べてみた あれ? いつもよりおいしい 風の香りが違うから? 目の前にきれいな景色が広がってるから? その場所、その瞬間 すべてが溶け合って 特別な味を作り出す 旅の思い出と共に ソフトクリームの味も 心に刻まれるんだね (あかみね)

          【詩】「旅先ソフトクリーム」

          【詩】お好みをどうぞ

          あなたがいれるコーヒーが好き この香りは 唯一無二 どんなコーヒーよりも特別 一番手間がかからないのは いれてもらう私 あなたがいれる炭酸が好き この氷は 楽器のよう カランカランと音をたてて 熱い心を沈めて 落ち着かせる涼しさ あなたがいれる紅茶が好き この葉っぱは 心模様 浮かんでは沈み 沈んでは浮かび 忙しく回りながら いい味出すんだ あなたと飲むなら 何でも好き そうじゃなくて 一緒に過ごすひとときが好き (にじぐち)

          【詩】お好みをどうぞ

          【詩】「未知の現実」

          食べたことがなくて 食べてみたら、おいしさが広がり、夢中になった 行ったことがなくて 行ってみたら、風が心地よく、笑顔がこぼれた 読んだことがなくて 読んでみたら、世界が広がり、心が踊った 会ったことがなくて 会ってみたら、なんか違う、心がざわついた (あかみね)

          【詩】「未知の現実」

          【詩】この町

          小さな荷物で 電車に乗り 上京したあの日 あの町 全てが輝いていた 自分を見てほしくて 私はここにいると 叫んでいた ここは 新しいふるさとだと意気込み 1人の家で「ただいま」と言ってみる 大きな荷物を車に載せて あなたと来た この町 少し遠くに山が見える景色がまぶしい 自分らしくいられればいいから 「お邪魔します」と そっと言ってみる フルーツグラノーラを食べながら 変わらない日常に 私はほっとしている わたしがいる町 あなたがいる町 わたしのためにある町 誰かのために

          【詩】この町

          【ショートショート】「心のウイルス世界大戦」

          コロナウイルスのパンデミックが終息し、世界はようやく平穏を取り戻したかに見えた。しかし、新たな脅威が人々の生活を再び一変させるとは、誰も予想していなかった。 日本で最初に変化に気付いたのは、東京の小さなカフェで働く青年、信吾だった。ある日、信吾は店に来た客の注文を取ろうとして、彼女が何も言わないうちに「カプチーノを1つですね」と口走ってしまった。 「えっ?」と驚いた顔をする彼女。彼女の心の中では、「どうして私がカプチーノを頼むって分かったの?」という疑問が渦巻いていた。

          【ショートショート】「心のウイルス世界大戦」

          【詩】のどか

          窓を開け、空気を吸い込む ああ、新しい朝が生まれた 鳥の声が響く ウグイスの声 あれ、7月もまだ鳴いているんだ 遠くを見る アパートの影に隠れた山 今日は、見えて良かった 裏の空き地の花 いつもと変わらない あれは、誰か手入れしているのかな のどかは風景の中にあるのではなく 私の心の中にある 穏やかは言葉の中にではなく 私の心の中にある (にじぐち)

          【詩】のどか

          【詩】「眠気 対 食欲」

          「眠気は食欲に勝てる」って名言 誰かが言ってた その言葉を信じて ダイエットしたいから、早く寝た でも、おなかがすいて、夜中に目が覚めた 仕方なく春雨スープを作りながら、ふと思い出す そうだ、あの名言を言ったのは ふくよかな体型の、わが母だ (あかみね)

          【詩】「眠気 対 食欲」