日記0144あるいはあのこ

ちいかわのあのこを譲渡
私が今、一番推しているキャラクターはあのこである。ちいかわのメインとは言い難い、ふわふわながら凶暴なキャラクター。なかなかグッズ化はされず、だからこそ、見かけたときは嬉しい。
あのこがナナブンノイチで入っているガチャガチャを10回ほどしているが、他はコンプリートしたにもかかわらず当たらない。
「任せな」
友人がガチャガチャを回すと一発であのこが出た。
「さて、いくら出せる？」
友人から知人に、いや、敵に変わった瞬間である。

増殖する夏
「一人っ子とは遊びたくない」
たくさん予定を立てていたのだが、一瞬でパア。酷い話だ。川遊び、海のレジャーに、コテージの予約まで進めていての、この発言である。
「人には運命の異性が3人いるんだって。君はそのどれでもない」
女は平気で浮気をしていたし、そのことを逐一私に告げていた。感情を第一に優先し、感情の辻褄だけをひたすら合わせて生きているような人。その予測できなさに神秘性のようなものを感じていたが、私の気持ちは急速に冷めつつある。
「君は別に論理的な人間じゃないよ。感情に後付で論理をつけて、満足してるだけ」
女はそう私に告げてから「私もだけどね」と笑った。