サスペリアのこわい顔
ダリオ・アルジェント監督の『サスペリア』にはバレエ学校を逃げ出してきた女子学生が友人のアパートに逃げ込むというくだりがある。そのアパートで女子学生は何者かによって殺されてしまう。
殺される前、犯人の毛むくじゃらの手によって彼女は顔を窓ガラスに押し付けられてぐちゃぐちゃの顔になる。こんな感じだ。
このシーンの絵づくりはイギリスの画家フランシス・ベーコンの自画像の絵を参考にして演出されている。確かにベーコンの変形した顔の絵を思い出させる。
『サスペリア』は全編が美術館のような映画である。
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