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ニューヨークの古いアパート

ダリオ・アルジェント監督の『インフェルノ』は全世界を支配する3人の魔女の物語である。壮大な設定だが、この映画に登場する場所は決して多くはない。

ニューヨークとローマが映画の舞台となっているけれども、ニューヨークのパートはもっぱら主人公ローズの住む古いアパートだけで物語が進行する。そのほか隣の骨董屋とセントラルパークが少しだけ出てくる。

ローマのパートでは、音楽大学の教室、図書館、サラのアパートぐらいが舞台だ。

その中でニューヨークの古いアパート(グルジェフ館)の周辺は自分のお気に入りの風景だ。

グルジェフ館とローズのイメージ(絵は筆者)

『サスペリア』のバレエ学校の外観も魅力的だったが、『インフェルノ』のアパート周辺はまるで舞台のセットのようなビジュアルだ。両作品の建物ともローマのスタジオ内に作られたオープンセットなので現実のものではないが、モデルとした建物は現存する。

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