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第三回 妄想少女のパラレルワールド(ふみ)

こんにちは、芙実です。
実はこのnote、6月初週に書いています。

私の回がアップされる予定の6月下旬はイベント開催まで1ヶ月を切っている時期。つまり、制作物の入稿が迫る"修羅場"を控えているのです。アップされる頃の私は、きっと先を見越してnoteを書いた過去の自分に感謝していることでしょう。

▼修羅場の心も温まる第二回はこちらから

早速ですが、私の座右の銘は「自責」です。
その前、高校時代は「永遠の妄想少女」でした。

あまりの人格の変わりっぷりに情緒を心配されそうですが、まあ人生いろいろありますよね。

私がまだ「永遠の妄想少女」だった頃。正確にはその少し前、高校入学を控えた数ヶ月間のこと。中2で不登校になった私はフリースクールへ通っており、そこでは大学生のボランティアさんが勉強をみたり相談に乗ってくれていました。

私の運命のことばは、当時ボランティアだったお兄さん、今はとある学校の校長先生をしている方からもらったことばです。


昨年、その人に教育関連の企画について相談するため、美味しいスペイン料理を食べに行きました。パエリアに舌鼓を打ちながら近況報告をしているうちに、気づけば私の人生相談に。別に人生に悩んでいたわけではなかったけれど、今の自分について、尊敬する大人の客観的な意見を聞いてみたかったんです。

「不登校にならなかったら、どうなってたんだろう。割と良い大学行って、新卒で大企業に入って、逆に痛い目見たりしてたのかなあ」

そんなことをこぼした時。

「どうせどのルートに行っても、なんだかんだで今の芙実になってたよ」

なんてことないように言われたそのことばを聞いた瞬間、ぶわりと頭の中をいろんなルートを生きて、同じような経験をして、今の自分になっているイメージが駆け巡って。

うわー!!!ほんとだ!!!!!
え、めっちゃ想像できる……。
えっ、すごい!!!

あまりの納得感に、思わず高校生に戻ったみたいにはしゃいでしまったのでした。

私の座右の銘が「自責」になったのは、人生を他人任せにして周りに依存して、報われないと嘆いては散々痛い目を見て。後悔すること、自分を痛めつけること、周りを傷つけること、取り返しのつかないことをやめられなかった過去があるから。

周りに期待するのはやめないと。
自分の人生は自分で責任を取らないと。

そうやって歯を食いしばって進むうちに、だんだんと地に足がついて。自分で責任を持っているからこそ、自由なのだと。自分の足で立ってはじめて、ちゃんと周りを見て、かかわることができるんだと気づいて、今の私があります。

だから、もうずいぶん前から、今の自分に何の後悔も、迷いもありません。

だけど。

不登校にならなかったら。
通信制高校に行かなかったら。
適当に大学受験しなかったら。
大学を中退しなかったら。
新卒であえてブラック企業を選ばなかったら。

改めていろんなたらればを想像してみて、「ああ、結局今の私になるんだ」と思ったら、切り捨てたはずの泥の中を泳いでいたような過去が、すこし愛おしくなったんです。


私は何度やり直しても、きっと「永遠の妄想少女」から「自責」へと座右の銘を変化させて、そしてこれからも、私になり続けるんだと思います。

私にとっての運命のことばは、私の人生に確かさと、自由をくれるものでした。あなたの運命のことばは、あなたに何を齎すでしょうか。

ぜひ、ことばの赤い糸展で聞かせてほしいです。
(よかったら、歴代座右の銘も一緒に教えてくださいね!)

では!


◼️ことばの赤い糸展」クラファン挑戦中です!

◼️イベント概要

ことばの赤い糸展
開催日:2023年7月15日(土)~7月17日(月祝)
場所:soko station 146
アクセス:JR 京葉線・りんかい線/東京メトロ有楽町線「新木場駅」から徒歩5分

◼️SNSもやってます!

公式Twitter:@akaiito_ten
公式Instagram:@akaiito_ten

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