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そもそも育休留学を始めたわけ、をすこし。
(すこし、と書いても長くなるわたし)

1回目の育休は、夢にまでみた育休!
始発から終電まで働いて、シャワーしながら寝て、
頭洗ったかどうか覚えてなくて、シャンプーとおもったらトリートメントして、、とおもったら、流し忘れてて、着替えるときにべとべとしてまたシャワーして、、とかいう生活もしていたぐらい、仕事ばっかりの日々。

「夢は育休です!」というぐらい、育休にあこがれていた私。
「育休」=「仕事やすめる!」と思ってたんですね。

育休、それはそれは素敵な日々でした。
子どもはかわいいし。それはもう、かわいいし。

でもモヤモヤもなんだかもくもく出てきたんです。

「今がいちばんいい時期よぉ」という通りすがりのおばあちゃん。
(じゃあ、今終わったらおしまいなんかぃ!?と心で突っ込むわたし)
「今日だれとも話さなかったな」と1日の終わりにふと思う私。
「今日はどこ行こう!あしたは・・」と子ども関連の予定を入れないと不安になる私。
(やたら児童センターに行ってた)

なんの準備もなく育休にはいったものだから、毎日目の前のことをするので必死。育休後のビジョンなどなく、自分のための自己啓発に時間を使うなんて頭はなく、でもそれはそれで幸せだったからよかった。モヤモヤはあったけど。

そしてモヤモヤの極めつけは、戻ったときの年上の同僚の言葉。
「おかえり!ロングバケーションだったねー!」

(は!?なんとおっしゃいました??!!!)

「バケーションじゃありませんよ!ちゃんと育児してました!」
と言い返せただけよかった。

でも、周りには「バケーション」「お休み」に見えるのか、と思うと悔しいやら、ショックやら、色々な気持ちが込み上げてきたのですよね。

そして2回目の育休。
この育休は、夢を見るどころか、焦りを伴ったまま入りました。
「復帰して1年でまた育休。うれしいけど、戻るころには37歳?もう立派な中堅じゃん。でも1回目も入れたら30代で4年弱やすんだ私のキャリアはすっかすか・・。年齢と中身が伴わないんじゃないか・・どうしよかなぁ」

で、ふと友人からコーチングの話を聞いて、
お、やってみようかな、と思い、臨月~産後2か月かけて、
TCS(トラストコーチングスクール)の認定コーチに。

学んだことはたくさんあり、まだまだ学び続けるのですが、
その時の私にとって、大きな変化は「捉えなおす」ということ。

言葉を捉えなおすことができるのは、人間だけなんですって。
言葉の意味は、その人の生きてきた背景や、環境、人間関係などが
影響するので、なかなかなかなかなかなか変えられないし、正解もない。

でも、捉えなおすことで、意識や行動が前向きになり、前に進むエネルギーになるなら、意識して捉えなおす。
それだけで、見えてくる世界が変わってくる。

で、捉えなおした「育休」「キャリア」という言葉。
また、これについては、改めて書きたいと思いますが、
「育休」を「留学」と私なりに捉えなおしたことで、それはもう、目の前の生活の景色がぱーーーーっと変わったんですよね。

最初から、「留学なんだから、異文化を学んでるんだ」と捉えたら、
起こるすべてのこと、出会うすべての人が、学びにつながる。
キャリアストップなんて、そんなわけない。育休も立派なキャリア!

コーチング勉強しよう!おもちゃ勉強しよう!英語をしよう!という分かりやすい学びはもちろんですが、子育てしてると、そうそう机に向かって勉強する時間はない。

でもね、捉えなおしただけで、いろんなことが「学び」になるし、学んだことの実践の場に。

・コロナで保育園休みになって、再開して「行きたくない!」娘。
・お砂場でおもちゃの貸し借りがうまくできない娘と友達。
・FBで見る、友人の投稿
・保育園の先生との唯一のコミュニケーションツールの連絡帳の書き方
・ワンオペの私の気持ちを夫にどうつたえるか(まだ課題だらけ)
・娘が保育園で書いた絵のほめ方
・公園から帰りたくない!という娘にかける言葉
などなど、、

もちろん、「留学」だから、トライ&エラーの繰り返し。
失敗することもあるある、たーっくさんある。
「ああ、言っちゃったなー」ってのもあるし、自己嫌悪にもなる。
「私はどうしたいのかな?」って自問自答もする。
でも失敗しない留学なんて留学じゃない。
自問自答しない留学なんて留学じゃない。

毎日「もやもや」はしてますが、1回目の育休の「もやもや」とはなんか、種類が違う気がしています。

なんというか、うまくいえないけれど、
足元を見ながら、道に迷いながら、モヤモヤしてる感じではなくって、
顎をあげて、目を右に左にうごかしながら、雲の先にキラキラおひさまはあるんだけど、その下の薄い雲がもやもやしていて、おひさま見えるかな、見たいな、と思ってる感じ。

・・・なんとも、わかりにくい汗。

そんな感じで、育休留学をはじめた、というワケです。


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