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波間漂う

 興味の所在は常々気になっている。

 私の性格を一言で表すと、「面倒臭がり」の「飽き性」だ。
 唯一継続してることといえば、こうして呼吸をして生きていることかもしれない。

 ……上記は冗談として、それ以外にも継続してるものはもちろんあるが、決して数は多くない。
 そんな私が今恐れているのは、少し前まで「この世界にとっぷり浸かってしまうに違いない」と疑わなかったゲームの世界。そこに、飽きてしまうこと。
 ただのゲームなら飽きようと何しようと構わない。それが例えば、そのゲームをきっかけに交友関係が広がったとか、そういう、「他人」が絡んだ場合が厄介だ。

 飽きると圧倒的に優先順位が転落する。
 そうなった後に、私はこの交友してくれた人々を切るつもりなのだろうか。

 ごめん、結論は出てた。
 飽きたとて、切る必要はない。
 ただし、切られる可能性は常にあることを念頭に置いておくと良い。
 そもそも友人とすら思われてない可能性の方が高いのだから。

 恐れる必要はなかった。よくある移ろいだった。
 そういう意味で言うと、だいぶ私は移り気なのだな。

 おわり。

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