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マジックアワーに心奪われた話。


先月の話
近所の河原を散歩したくなり
スマホだけ持って歩きに出た。

夕方の川べりに
たくさんの白鳥たちが水を飲みに来ていることを私は知っている。

少し先の中州に白鳥たちが見えてきた。
近くまで来ると白鳥たちの姿は
背の高い草に隠れてみることはできない。

どうしても近くで白鳥が見たくなったので
反対側の川岸を目指して歩いてみた。

反対岸も草のせいで白鳥は見えなかった。
もどかしいけど仕方がないとあきらめて帰ろうとした瞬間

美しい夕焼けが飛び込んできた。
紫と茜色とピンクとグレーのコントラスト

夢中で何枚か写真を撮った。

自転車が私の後ろを追い抜かしていく。

私の少し前で
先ほどの自転車のおじさんがサドルををまたいで
この夕焼けを撮っていた。

マジックアワーって言葉
彼から教えてもらった


見知らぬおじさんとだけ
この空間を共有してるのもったいないと
思った瞬間に
ツインレイの彼氏に一番美しい写真を送った。

文字はない。
写真だけ。

そのあと
娘とごはんを食べてると

彼からラインが届いてることに気が付いた。

【またチルしょか】

って。
嬉しかった。

久しぶりに大好きな声を聴いたような気がした。

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