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人生ってなんだろう(111)

ルドルフ  不思議の国

11月24日、定期の受診となりますが、私は都心の大学病院へ通院です。いつものような混雑の中、採血や検査、そして診察の順ですね。大体朝9:00から通院して、午後13時半から14時に終了となります。
採血の時、順番待ちの席について、大勢の方の採血が進んで行く姿をながめておりました。稼働採血ブース10カ所ほどに対し、50人くらいが待っていましたかね。すると一人の年配の男性が、採血の席に付くと、大きな声で「私は神経質な性質だから、余計な質問はしないで下さいよ。気になって仕方ないのでね」。と宣言されていました。採血担当者も沈黙の作業となります。確かにずらりと並んだ採血ブースでは、決まり文句の質問が飛び交い、私も面倒な話だなあと感じていたところでした。まあ決まり事なので、担当者方もルールに従っているだけなのでしょうけど。
 
この年配の方も、この押し付けルールに嫌気がさしたのでしょうね、ただこのことを含め、以前と比べて全体の空気感に、少しの変化が出ている様に思えます。少し正常化へ向かっているのかしら、あくまで個人の意思を表すという意味ですが。

ところで11月22日、新型コロナウイルス治療薬の緊急承認が発表されました。
塩野義製薬が開発された新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」となります。現在に至り、素直に受け入れる方も少ないかとは思いますが、念のため下記に、その報道や発表内容を付記しておきます。

報道:
 
【解説】国産初の新型コロナ飲み薬「緊急承認」 重症化の予防効果“確認されず”「現場にニーズは…」

 
新型コロナの飲み薬「ゾコーバ」に重症化予防の効果?軽症でも服用可?特徴まとめ 塩野義製薬が開発

 
 ざっくりいって、私にはどういう効果があるか良く判りませんでした。回復時間が24時間速まる治験結果とされますが、感染時間の計測って言われてもなあと思います。

下記が緊急承認時に厚生労働省が発表された薬効や注意点となります。

新型コロナウイルス治療薬の緊急承認について 厚生労働省 医薬・生活衛生局医薬品審査管理課

https://www.mhlw.go.jp/content/11123000/001015260.pdf


しかし禁忌にあたる事項が多いですね、体調や既往症から、現在服用している薬との併用の注意となりますが、それも弊害としてはかなり重いものが想定できそうです。

12歳未満はそもそも治験対象外、妊娠の可能性あるいは授乳中の方の使用注意、まあ、これは当初のF社なども同じでしたけどね。

・・・
9.5妊婦 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。 ウサギにおいて、臨床曝露量の 5.0倍相当以上で胎児に催奇形性 が認められるとともに、臨床曝露量の 5.0倍に相当する用量で流 産が、臨床曝露量の 7.4倍に相当する用量で胚・胎児生存率の低 下が認められている。[2.4、9.4参照]
 
9.6授乳婦 授乳しないことが望ましい。 ラットにおいて、乳汁への移行が認められるとともに、母動物に 毒性が認められた用量(臨床曝露量の 6.6倍相当)で出生児の生 後 4日生存率低下及び発育遅延が認められている。
・・・

確かに表記のとおり、「劇薬、処方箋医薬品」に相当しますね。しかし、なぜ今緊急承認なのでしょうね。

やがて12月真冬を迎え、へルソン冬の陣に至ると思われますが、ブラジル選挙後の動向及び米国中間選挙後の動向、そして米国での現政権追及の動き、高金利が起こす富裕層の動向(バンクマン氏などが事例でしょうが)、これら次第で不思議の国はまだまだ続くのでしょうか。

しばらく動向を静観しながら(ポップコーンは食べませんが)、日々を送りますかね。


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