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魂宿る岩

今まで数回見てきた

魂宿る岩かな

水が流れているときは水に浸かってた

さりげなく見てドキッと

これ、人の顏かな

話しかけたいが…

もう20年も前になる

足尾銅山にある備前立山に登った際

倒れて埋もれていた墓石をいくつか起こして汚れを落としたことがある

それがいけなかった

撮った写真見て驚いた

右肩に子どもを抱いた女性の姿が映っていた

起こした墓石の霊がのり移っていたのだろう

なんとなく右肩が重く感じていた原因だった

それから,霊と祓うために数か所のお寺などで祈祷してもらった

が、祓えなかった

墓石を起こした優しさがいけなかった

最後に、熊本からきていた気功師のお祓いを受けた

イスに腰かけて

何やら頭から肩、体の周りを両手で柔らかく触れていた

5分か10分

突然頭の中が黄金色に輝いてスーウと消えていった

お祓いが終わりました、と

当時来ていた上下の服と写真・ネガを焼却処分するようにいわれた

肩の重さが消えていた

足尾にはしばらく行かないように、と

ただ、陶芸をやっている友人だけは寄ることを許されたが…

足尾銅山は高校生の頃から関心のあったところだった

このとき、墓石だけでなくいろんな物にはそれなりの魂が宿って知らされる

写真の岩には人の霊魂か怨念が宿っているのではないか

周りを見渡すとほかにもある

人間の顏か、右奥の岩は大きな蛙の姿か

東京の奥多摩で川石を集めている人がいた

仏のような姿をした石を集めているという

集めた石を供養しているとも

その人の話で少し影響されていたかもしれないが

目の前にある岩は手を出さず写真だけにとどめておこう

鮎川にはまだたくさんの魂の宿っているような岩がある

岩にはそれなりの表情がある
恨めしそうにこちらを見つめている

鮎川だけでないだろう

大きな川、小さな川に限らず魂の宿った岩や石が必ずあるはず

歩いていてもしあれば触れないで

手を合わせるくらいは…許されるでしょう


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