見出し画像

美しく明るいレンズ カールツァイス/コシナ Planar 85mm F1.4

今まで所有する幾つかのレンズにごく私的な思いを書いてきた。
基本、大したレンズは、持っていないが、防湿庫の中でちょっと高級だと自己主張しているのが、コシナが作ったPlanar85mmF1.4である。
自分がこのレンズを買って幸せな気分になったのは2014年12月。購入してから半年ぐらい経っていたのだが、雪景色の旭山動物園でD800Eのファインダー内が突き抜ける様に白く輝いたのを覚えている。(これは開放測光の一眼レフならではの経験かもしれない。)

かっこいい外観

前にZ20mmのことを書いた時、見てくれは良くないと書いたが、このレンズは逆に見てくれから魅力的である。正面から見ると綺麗なレンスと燦然と輝くT*の赤い文字。
フードも高級感満載。

唯一好みでないのはフード取り付け部の銀色の部分。なので見た目的にはフードは必須だと思っている。
操作性は、ピントリングがちょっとしっかり目の手応えで気持ちいい。AFはないのでピントは自分で合わせるのだが、この操作感は積極的に動かしたくなる。本来、ピント合わせって楽しいものだと思うのでこれはうれしい。

オールドレンズ?

レンズの性能もデジタル時代に登場したレンズだけに、今、ミラーレス機に装着しても破綻がない。と思うのだが、なんかの記事で「オールドレンズ」扱いされているのを見た。確かにピントは手で合わせる必要はあるが、描写は決して古臭いものではないと思う。なのでオールドレンズというのはどうなのか。CPU積んでるからミラーレスでもカメラから制御できるし。

描写もオールドレンズっぽくはないかと

描写は?

開放近くで撮ると当たり前だがピントが合う範囲は非常に狭い。ただそうであっても闇の中で撮影するときには明るさは武器になる。
一方で5.6ぐらいまで絞ればとってもシャープ。

開放F1.4はともかく武器
昼間に開放で撮ってみたが描写としては破綻はない。
ズームレンズと比べるとコンパクトなので流し撮りなども試みやすい。

結論として、MFであることを厭わなければ今でも十分戦えるレンズ。
ちなみにこのレンズを使って、妻が(当方ではないが)ある写真コンクールで賞を貰って、妻のD500購入の原資となった。そう言う意味では一応元も取ったと言えるかもしれない(笑)

(終わり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?