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いきなり「絵描いて!」は失礼!絵師にイラストを依頼する方法5つの手順【必見】

大好きなイラストレーターや絵柄が好みな絵師さんを発見して抑えきれない衝動に襲われ、絵を頼みたくなる事はあるでしょう。

しかし、料金が発生する事も確認せず、重要な連絡として使われるDMで、いきなり「描いてください!」
無料でお願いしようと感じさせる頼み方は、マナー違反に値しますし、あなた本人の印象を悪くするので、損をしてしまいます。

※ここでは、普段仲の良い知り合いや、ファンからTwitterのリプライで「描いてほしいな~」というようなフレンドリーで軽いリクエストなどは除きます。

何事も順序があります。

今回は、絵師へイラストを依頼する手順5つをお教えしたいと思います。

動画版はこちら↓
https://youtu.be/vky4WRjAqPQ

1.DMでいきなり「描いて!」はマナー違反!

先程も言ったように初対面にも関わらずDMでいきなり「このキャラ描いて!」と送るのは、プライベートでプロ野球選手に出会って、いきなり「プロなの!?キャッチボールしてよw」と言うぐらい酷い軽率なDMです。

DM(ダイレクトメール)とは重要な連絡先であり、人によっては僕みたいに、仕事の連絡先として使用している方もいます。

Twitterで軽率なリクエストならリプライが良いでしょう。DMでの連絡は密室な空間で会話するような状態であり、神経を使う場所です。

それじゃあマナーって?頼み方ってどうすればいいの?

という人のために次の項目です。↓

2.頼む前にプロフィールを確認しよう

TwitterのTL(タイムライン)で素敵な絵が流れてくる。

「うぉおお~!この人があのキャラ描いたらどうなるのか見てみたい!」と思って、DMで送る前に料金が発生するのかを確認しましょう。

人によって無料でリクエストを受けてくれる絵師さんもいますが、本職の方など料金が発生することがあります。

直接聞いた方が早いのですが、そこはお気遣い。
相手の手間をかけない事も依頼側の配慮として大事してください。

それでは、聞かなくても分かる方法とは?

とても簡単、プロフィールを見ればOKです!

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プロフィールの内容として

1.何者なのか「絵師・イラストレーター」
2.普段は何をしているのか「プロとして活動/趣味で絵を描いてる」
3.イラストを頼む際は「料金は発生するのか。あるいは、しないのか」

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Twitterのプロフィールはこの構成となっています。
プロといった、仕事の活動でTwitterを活用している人は
上記の参考画像のようにプロフィールがしっかりしております。

プロフィールを見て、明らかにプロの絵師さんであれば
イラスト制作の依頼は有償の可能性が高いです。

プロフィールが分かりにくく、イラストの依頼は有償なのか判断できない場合は、DMの際に聞いてみるのが良いでしょう。

3・DMからイラストを依頼する際の文章【構文】

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はじめまして。

〇〇(※1)を描いていただきたいのですが、イラストは有償でしょうか?
また、有償の場合は料金はいくらになりますか?
リテイクの有無や、納品日の確認も含めまして、ご連絡いただけると幸いです。

よろしくお願いします。
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※1:デザインはすでにあるものとする(アニメキャラなど)

お世辞など、かしこまった事は書かなくて大丈夫です。

・依頼の際に重要な項目
「料金」「修正」「納期」

3つの確認を1つのDMでお送りするのが良いです。
いちいち1つずつ項目を確認することなく、まとめて重要な事が聞けるので、マナー良く、お互いの時間を取られないので、連絡が効率化されます。

4・具体的なデザイン案を提出する(テンプレートあり)

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イラスト制作の依頼を受けてもらえたら、デザイン資料を送りましょう。
「描いてほしいキャラクターが、今季流行ったアニメだし、キャラクター名だけ言えば分かる!」と思うのは、間違った思い込みです。

詳細資料があると、絵師からしても作業効率が格段にあがるので、とてもありがたいです。

手間かもしれませんが、あなたの些細な気遣いとマナーが依頼絵のクオリティを格段に向上する原動力となるのです。

また、依頼の内容によっては「世の中に無いオリジナルキャラクターのデザインを考てほしい」というような、依頼内容もあると思います。

その場合は、下記のような資料を提出するとよいでしょう。

画像5

デザインやアイディア出しには、詳細情報が必須です。
あなたの想像を形にしてもらうなら、具体的で分かりやすい
参考資料を提出しましょう。

イラスト依頼資料テンプレート

↑テンプレートです。
そのまま使用してもいいです。よろしければ、ご活用ください。

5・イラストを受け取ったら、絵師さんを宣伝してあげよう!

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依頼したイラストが完成し、制作費の支払いもOK!
正式に取引完了!

それじゃあ、バイバ~イ^^

と、あっさり終わってしまうのは少し悲しいです。
好きなキャラクターや、アイコンイラスト等を描いてもらったら
「〇〇さん(@Twitter_ID)に描いてもらいました!」
と、宣伝してあげましょう。

絵師やクリエイターは実力だけでは生き延びることが難しいです。
長く活動するには知名度がなければ、作り出す作品に価値が生まれないのです。

「知名度」=「付加価値」

このような厳しい世界に生きているのが僕たち絵師を含めたクリエイターです。

宣伝してあげることは、必須ではありません。
しかし、イラスト依頼を通じて知り合えた希少な絵師さんが長く、そして未来に向けて大きな実績を出すためには、より多くの人に知ってもらう必要があります。

あなたのフォロワーさんに、宣伝してあげてください。
その1ツイートで、あなたの絵を描いてくれた絵師さんが更に大活躍し、あなたのイラストがとても価値のある作品となるきっかけに繋がるかもしれないからです・・・。


ということで、まとめ。

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絵師にイラストを依頼する方法5つの手順

1・DMでいきなり「描いて!」はマナー違反!
2・頼む前にプロフィールを確認
3・イラストを依頼する際の文章【構文】
4・具体的なデザイン案を提出する(テンプレートあり)
5・イラストを受け取ったら、絵師さんを宣伝してあげよう!
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Twitterでたまに
「イラスト依頼は有償と言ったら、文句言われた!」と
お怒り表明&DM晒上げツイートが流れてきます。

怒る気持ちは分かります。
しかし、イラストの頼み方が認知されていないのも
問題ではないのか?

そして、僕たちのような絵師(クリエイター)が
このような発信をして、より多くの人にマナーとして
教えていかないといけないと思います。

僕はフォロワーが少ないし、世間的に見ても知名度は無いので、今回の記事が広く知られる事はないと思います。
しかし、同じクリエイター、あるいは共感してくれた人がいたら、SNS等でシェアしていただけたら幸いです。

多くの絵師と依頼する人が、お互い気持ちの良い関係でいられる事が望ましいですからね!

動画版はこちら!



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