そうはいってもできないことも

やればできると
できないのはやったことがないからだと
書いたけど

やっては見たけどやっぱりうまくできないこととか
やると具合が悪くなることとか
向かないなあとか好きじゃないなあとか
やらないことにしたということはあると思う

私自身運転免許証は発行されているから
お墨付きをもらってはいるのだけど
所謂車両感覚がないのと
あちこちに注意を同時に払うのが苦手で
信号は青なんだけどハイエースで左折してガードレールに車体後方めり込ませたとか
（内輪差）
歩行者として同乗者として
交通事故に２度巻き込まれてるから
車との相性は良くないんだろうなと思って
運転にまつわる業務をパスしている
本来は利用者の送迎とか
地域から回収した段ボールを海沿いの街に納品に行ったり運転業務はマストなんだけど

申し訳ないといって運転してみるものの
同乗した職員があまりの運転音痴ぶりに
命がいくつあっても足りません頼むから運転しないでくださいと
青い顔で懇願されて

本当に申し訳なく思っているけど

向き不向きがあるし
頑張ってみてもやっぱり出来ないということは誰にでも何かしらあると思うから

だれかそこは代わりにできる人がやるという
互いの痛み分けの了解がないと

やれよって
できるだろってのは
もの凄くギスギスした刃を相手に向けることにもなると思う

誰かが自分の苦手を補ってくれて
自分もまた誰かの苦手を引き受けるバランスで
まあどちらかや誰かの分銅が傾くから
それが不平や不満のもとにもなるけど

どうしてできないのとか努力が足らないんじゃないかと責め合うより

色んな人が集えば色んななんだとまず飲み込んだほうが
いつまでもコンフリクト状態にあるより
仕事はし易いように思う

私自身は運転を担当しないという大きな負を相手に背負わせているから
代わりに自分が相手の負を背負わなくてはとデフォルト思っているし
小さな事業所だけど
赤毛さんの事業所が働きやすかったと一番楽しかったですと何度か言ってもらえるのも
そんなこともあるのかなと思ったりもする

できないなあとか
良くはないなあということに
深追いしないスタンス

次女が地方にインターンにいって不在が続く
次女は大学生になってから料理の才能を開花させ時間が許せば夕飯を作ってくれるようになって
仕事から帰って来ると夕飯ができているという世の男性諸氏のような夢の生活に
小躍りしていたけれど

長女は胃にチューブで流し込んで栄養取りたいというデイトレーダーがチョコバーかじってパソコンの画面に向かうみたいに絵を書いているので

当然帰っても酷い時は暖房すらつけずに
コートを着てタブレットに向かっている
キューリー夫人かよ笑
今日一日食事の残骸はじゃがりことグミと麦茶
私が昼を用意しておかないと本当に体重が減るくらい食べない

この2週間くらいは帰っても夕餉の湯気はなく
何もしてないよーと小声
お帰りの代わりに返事があって
いや、なんかしとけよって苦笑いしながら
しょうがないなとノソノソ夕飯の支度をしたり
冷蔵庫に常備菜を作って入れておいたのを
ただ並べる

長女は洗濯物を取り込んだり
買い出しに行くのや
掃除機を時折強迫神経症かってくらい完璧にかけるのはやってくれるし
子猫のお手伝いみたいでハードル低いって
次女にはママはお姉ちゃんに甘いって怒られるけど

何もやらないわけじゃない
やってないことのほうが目が行くだけ

友人の家族でも
所謂大黒柱のご主人がアーティストとして表現活動するためには
働いたら自分は感性を保てないと
社会主義のキューバみたいに国がアーティストの表現活動を支援してくれるといいんだけどなと
何を寝ぼけたこと言っとんじゃ!お前も働け子供がいるんやろ!奥さん身を粉に朝から晩まで働いてるやんけ💢
と
怒りが湧くけど

それはその夫婦や家庭の中で
誰が何をできて
できる人がそれをやればいいという合意形成がなされていて
時にちょっとそのバランスが崩れて揉めるのだと思うけど涙

究極はできるできないの話じゃなくて
これは相手は自分とは違う存在なんだということを
どこまで認められるかのリトマス試験紙
試されてるみたいだよねって

してあげてるってことばっかりじゃなくて
相手からどれだけ受け取ってるかを
見つけられるか眼力というか視野というかバランス感覚試されてるよねって

そのイマジナリーシスターの友人の娘さんが
春からの就職の報告と
読書会という集いを不定期開催していて
これから遊びに来るので
花を買いに行こうかと思う土曜日に

行ってきたぜ木曜日
天空橋Zepp羽田のwilcoライブ！！
動画撮影OKなのよねえ