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風林火山それぞれの時を

毎朝起きるのが嫌だ
ああもうちょっと寝ていたい
うだうだしながらやっとの思いで起きている
なんて職場の同僚に言ったら
まだ、そんなこと言ってるのかと呆れられた
いったい社会人何年目なのかと
五月病の新入社員みたいなことを
よくもまあと
自分はもう朝パッと目が覚めてパッと起きますと
逆に寝てなんかいられないと

確かにむしろそれが当然かもしれない
30年近く勤め人をやって来て
まだ朝起きたくなくて、まだ仕事に行きたくねーと思って
毎日仕事に行ってるなんて
逆に、よくまあそんなんで続いてるなと
自分でも思うけど

次女は赤ちゃんの頃から目覚めが良くて
日が昇るのをサインにパチッと機嫌よく目覚めて
だから夏は冬より早起きで
おまけに1人で本をめくったり
おもちゃを並べて遊んで
大人が起きるのを起こさずに待っていた

なんて感心な子!!!と
起こされなければいつまででも寝ている朝寝坊な私と長女は
惰眠を貪っていたのだけど
(元夫はスクッと起きてスクッと支度して出かけていくタイプ)

長じても次女はやっぱり
身の回りのことを習慣化するのが抜群に上手い
朝起きて顔を洗ってメイクして
夜寝る前に布団の上でのストレッチまで
自分のルーティンがある

大学受験も毎日5時半に起きて
高校の自習室で6時半から勉強して
夕方は学校帰りに塾に行くスタイルを貫いて
決して地頭いいタイプじゃないけど
小石を一個一個積み上げて
自分が見える景色を一歩一歩変えていった

後天的に学習して身につけることもあるけど
それの身につきやすさも含めて
三つ子の魂系のことは絶対にあると思う

私は子供の頃はコツコツ派だと自分では思っていて
ものすごくきっちりかっちりした
ルーティンの人だったんだけど
今にして思うと
実はものすごく苦手だったから
ものすごく努力してそうしていただけで
ちっとも向いてなんかいなかった苦笑

大人になってみて
ものすごく偏った極端な思考と行動
それが自分の本来の行動と思考のパターンだと気づいて
そうしてみたらしっくりくることにきづいて笑

ほんとうにマダラで気ままで
一日一善じゃなくて
どか食いしたり
寝食を忘れたり
寝溜めしたり
思い立ったがマイ大安吉日だ笑

動くときは風のようにふわああっと浮かれて動く
そういうターンがやって来てると思う時は
頻度とか距離とか費用とか細かいことは気にしない
てゆうか気にならない
とにかく向こうからやってきたものを掴むことだけ考える

うわあああって
インドも
西成も
ライブも
noteも笑

けど風はいつか止むように
海には凪が訪れるように
自然のリズムは揺らいでいるように

ぱたっと山の時がやってくると
大抵それは急ブレーキ気味なんだけど
何処にも行かないし
必要最低限な家族と仕事場の人以外会わなくなるし
ひたすら生活を営み始める
朝起きて洗濯して掃除して
お風呂入って爪塗り直して
買い物行って図書館に本を返して
夕飯作って音楽聞いて寝る

多分インプットとアウトプットの時を分けてるんだと思うけど
自分が見聞きしたことの答え合わせを
ガーッと勢いつけてしてまわって
それが終わるとまたシコシコ自分に籠って
多分頭の良い人なら行く前から
あれは違うって
分かるから動かないんだろうけど
やっぱり行って討ち死にして帰って来ないと
気が済まないんだよなあ

今月は久しぶりにやってきた山の時で
四季以上に自分には風林火山的な4つの時があるみたいで
長女は不動の山の人でいつみても絵を描いてるような
静止画の人なんだけど

ふたりで向き合って沈没している









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