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勝手に星の巡り合わせ

元GalileoGalileiのボーカル、尾崎雄貴さんがソロで歌っているwarbearのライブに行った。

水曜夜、仕事帰り、ココロはハヤルのに、チイトモ前に進まない身体を持て余して、中目黒行き日比谷線の車内でせめてと足踏みする

と書くと、ファンなんだと誤解されそうだけど、勿論ファンではあるけれど、若葉マーク、黄色い帽子の1年生、アルバム一枚聞いたばかりの(その時点のwarbearの発売されたアルバムは一枚だけだけど)ペラッペラッのファンだ汗

何を隠そうGalileoGalileiを知ったのも今年に入ってから、noteの記事で紹介されていたのを読んで。それも音楽よりも、ジャケット写真の光と水面の風景に強く惹かれてだった。

心象風景のような余りにも美しい景色


地動説を唱えた天文学者の名を冠したバンドがいたことをこの時初めて知った。

そう、過去形なのはGalileoGalileiは実は2016年に解散しており、その後メンバーを変えてBBHF名義で活動再開、warbearはバンドのフロントマンで、ボーカルの尾崎雄貴さんのソロとしての活動人格だ。

なんてことは、wikiやネットにゴマンと情報が上がっている、簡単に手に入れられるプロフィールで、あえてお目面汚し、必要にして十分ですらない情報をわざわざ書く必要もないのだけど

私にとっては、指先1つクリックで手に入れた情報じゃなくて、ひとつひとつ、人と紐付けてバンドや曲に出会ってきて、尾崎雄貴さんが活動人格を展開してきたのを、何周も遅れてたどり着いてきたから、そのプロセスは特別に感じるものがあって、端折って書いてはピースがかけて物語が回り始めないんだ。

次の出会いは、BBHFのことを紹介しているnoteの記事。Galileo Galileiの後継バンドであることが書かれていた。1つまた双六のマス目が進んだような気がして、紹介されていた曲を聴き始めた。

それがBBHFのサラブレッド

ここら辺からはドライブがかかってきて、展開が加速する。

ボーカルのソロ活動としてのwarbearを知り、丁度新しいアルバム久し振りに出すタイミングで、丁度久し振りにソロでライブをやる予定で、丁度そのオフィシャル二次先行の開始がもうすぐだったりして、丁度申し込んでみたら何とかチケットをゲット出来たりした笑

あれよあれよという間に牛に引かれて善光寺な展開で

その間、休止していたGalileo GalileiのHPのカウンターが再び時を刻み始め、再始動の胎動を感じさせて、エポックメイキングな瞬間に同席しているのかもしれないと、ソワソワしていた

事務所から独立することや

生まれたお嬢さんに先天性の心臓疾患があること、お嬢さんの名前を冠したプロジェクトを立ち上げることも、矢継ぎ早にアナウンスされて

彼が大きな転換期、分岐点にいることは間違いなく、それを見届けたいと思うようになる

幾つかの出来事が数珠のように繋がるのを感じながら

自分が今夜平均年齢爆上げ中の若葉マークで会場に向かっているは、ただの幾つかの偶然の重なりと言ってしまえばそれまでだけど

そこに繋げてくれた人の存在が確かにあって、人を介してみたことのない景色に出会えるとき、その地平は優しく広がり、人生は捨てたモンばかりじゃない、美しいものもあるんだと思う。

小雨降りしきる代官山に向かう

その前日のライブ中20:00にオンライン配信で、Galileo Galileiの再始動が発表された。知らぬものにとっては青天の霹靂。でも当事者にしたら、そうしたかった自分に気づいてから、満を持して準備を重ねた上での語りを聞く。後はやるだけです、と。

GalileoGalileiからBBHFを経て、warbearからの、再GalileoGalileiに円環が完成するその時に、尾崎さんが12年前上京しGalileoGalileiで初ワンマンをやった代官山Uniteという箱にフロントマンとして再び立つ。のを今私が見ていられる、なんたるビギナーズラック。音楽の神様ありがとう。

12も干支が1周する数だしなあ。なんか悉く舞台がしつらえられてる気がする。

私自身がバンドを知って、曲を知り、尾崎雄貴さんという1人の若き天才的なアーチストを知る過程と、ひとつのバンドが壊れた車から新しい車に乗って走り出しそうとするのを、目撃する幸甚に恵まれたと、星の巡りの良さを勝手に感じて、この勝手に運命なやつで今まで間違えたのは元夫だけなので、大丈夫、信じて着いていこうと思う笑





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