ツアー中止のお知らせとチケット払い戻しの件

少し前に2年間延期になっていたRADWIMPSのツアーの中止がアナウンスされた。

個人事務所で、ドームツアーだったから
リスクヘッジが難しいのだろうと
リスケすることは難しいのだろうと
思ってはいたけれど
だからといって、やると言っているツアーのチケットを払い戻す気にはなれなくて

約束手形じゃないけど
再会と再開を約束するチケットを握りしめてその日を待っていた。
準備にどれほどの時間をかけたツアーだったのだろうか。
例えが適切でないかもしれないけど
お腹の中で10ヶ月育てた胎児を産声を聞くことなく
弔うような気持ちじゃないかな。

コロナで色んなものを祭壇に犠牲に差し出したけれど
これも仕方がなかったたくさんのことの1つといえば
1つなのかもしれない。
モットタイヘンナオモイヲシタヒトモイルンダカラ。
大変さに大小をつけるのは誰なんだろう。神か仏か。

小さいからと、それがなかったことかのように振舞えと
表立ってまたは、コッソリ裏から、沈黙を強いるのはなぜなんだろう。

それが生死に直結することではないけれど、大好きなバンドのライブの機会を無くしたことは、仕方がないとか、大したことじゃないと片付けられたくないし、私はこのツアーを丁重に葬送する。


ひっそりと祈るように手を合わせてひとりライブに参戦していたあの女の子も、
きっと今夜もRADを聞いていると思う。
幻のツアーの妄想セトリを考えてるけど、この曲ライブでは絶対やると思うので
野田洋次郎にガンガン煽られて(ほんと、野田洋次郎は気持ちよく煽って、テイクミーハイヤーなの。ライブは教祖と信者の叫ぶ祈りの会。)私はこれからお皿を洗おう。
陽の目を見ることのなかったツアーだけど、
私はだからこそ記憶に焼き付ける。

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