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情熱と残滓と

先生?アイハブアクエスチョン!

自分の内側の塊を、
トランスレートして転写して、
制作物にしてサルベージするとしたら(ルー大柴みたいだ笑)
出来上がったものと、
自分が表現したかったものとは別物で、
出来上がったものに興味がなくなってしまう、
なんてことはあるんですか??

嗚呼嗚呼、蒙古斑並みに青い
青い赤毛笑

恥ずかしげもなく
ビギナーズラック?
まだ積み上げたものがなくて
失うものがない人間の
睾丸、いや笑、厚顔無恥
(ワザとだよワザと!)

半世紀近くアートを産み出してきた人に、
怖いもの知らず
真顔で詰問する赤毛のチコ50才

挑んで来やがったな
望むところ真剣勝負よと
先生が唸る

あー、それはいつも思うことだわ

出来上がってしまったら
もうその出来上がったものには興味がなくなってしまうってことは実際あるわね

可視化するためには、形が必要だけど
作りたいと思った内側にあったものと、出来上がったものは、確かに別物よ。

やっぱり…そうですか、先生…

実は長女がパソコン風呂に浸けちゃいまして、そしたら、ウンコだから水に流したたけだって、悔し紛れなんだか言うから、ウンコじゃあんまりだ、どんだけ精魂込めて描いてきたものか、ママは知ってるよって言ったら、

うん、じゃあ、キレイなウンコ
って

彼女が全身全霊かけて
気の遠くなる手数と時間を注ぎこんだイラストを、ウンコと呼びましたから

結果として作品は生まれるけど、本人にとって扱いかねるのは内側の情熱ってことですかね

先生、週末に長野で碌山美術館に行ったんです。
「女」というブロンズが有名な彫刻家の美術館です。
彼、作品が出来上がった後、ぶち壊すつもりだったのを
高村光太郎が全力で説得して止めて
それでこの作品が後世的には国の重要文化財なんですけど
本人にしたら、もう興味を失ったものだったってことですよね。

それを国の宝として鑑賞するってなんだろうなって
観る人と作る人の間には深い河が流れているんだろうなって。

私も書いてみて、何となく思うんです。書き終えたものには、もう自分はいないし、残滓っていうか、セックスで言ったら射精後の精子ですかね。
いや、私は女ですから、精子はでないですけど笑 

赤毛ちゃん
いいわね!それ!
作品は情熱の残滓、精子か!芸術は爆発の岡本太郎さんもビックリね笑

なあんてことを
来年の商店街の案山子展に向けてアイデアを出し合う合間に
右脳トーク至福の時


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