19回目の上京記念日に寄せて

世間一般の今日という日の認識と、それについてのコメントは特に述べません。
忘れることはないだろうし、でも、もう過去のことなのだよとも思う。
人は人である以上、明日に進まねばならぬ。ただそれだけ。
黙禱はもう捧げたので、個人的な話をします。

今日は、去年まで封印していた個人的な記念日です。10年以上前から。
19回目の、上京記念日を迎えました。

日本列島の鼻があるところ出身です、というネタが大抵理解されない程度にはマイナーな秋田で生まれ、高校卒業と共に上京。
ついに、実家で暮らした時間より、東京で暮らした時間のほうが少し長くなりました。

地方出身で東京に住む者は、こうしてじわじわと「自分はもう実は都会の人間なのかもしれない」なんて思い始めながら歳を食っていくんだろうなと、去年ぼんやり考えていましたが。

今年中に東京卒業します。
移住、ってやつですな。

どこに行くかはまだ伏せますが、実家に戻るわけではなく、海外に行くわけでもなく、日本のどこかに行きます。
もう半分心は決まっていますが、今、じっくり現地の方々と膝を突き合わせてお話をしようとしております。

きっとこの話を聞いた赤神のことを知っている方々は、いくつかの土地を思い浮かべたかもしれません。
おそらく、そのどの予想も当たらないでしょう、ということだけ断言しておきます。
ヒントは、秋田・東京・神奈川・埼玉・千葉以外のどこかです!
当てたら焼肉おごる。

っても、東京には毎月やってくるとは思います。
なので都内近縁の方々、飲めなくなるわけじゃないので、そのとき狙って今後ともよろしくお願いします。
言うても月に一度会うかどうかくらいだったと思うので、実はあまり変わらんと思います。

このご時世なので東京にいる必要がなくなった、と言えば大抵の人は一応納得するかと思います。
現に今、わたくしは東京にいる必要性をまったく感じておりません。
ただ、時勢はすぐに変わります。
また、何かしら忙しくなってしまったらもったいないので、この機会にこの街から去ることを決めました。

ただ、赤神の周りにいる方々は、なんだかんだ東京に戦場がある方々がほとんどかと思いますし、赤神もまたそこにいたのを知っているはずなので
「お前、降りるのか」と思うかもしれませんね。

降ります。

離れた場所に行きますので、そこから援護射撃できる範囲で今後も戦闘に参加させていただきますが、刀振り回して大将首獲るのはお任せします。

しばらく山小屋で壺作ります。
壺作ってるのが、性に合ってるんですよ。
壺売る話の前に、なぜ壺が壺であるのか、壺であるためにはどうしたらいいのか、壺を作り続けながら考えたいのです。

本件、直前になってから情報開示してビビらせてやろうかと思っておりました。
しかし「秋田18年、東京18年、半分になった今年この街を離れる」ことに今日気づき、なんだか少し特別なタイミングな気がしましたので、文章にすることにしました。

もしかしたら寂しさを感じてくれる方もいるかもしれません。
素直にありがとうございます。
同時に赤神オルタはこう言います。

「WEBでよくね」

会うべき人にはいずれ会う。
その昔、友人がくれた言葉です。

どこにいようが会うときゃ会うし、近くても会わなきゃ会わないんです。
だから、どこいても、一緒。変わんないよ。以上。

最後に、僕が今、一番気になっている概念をお話しておきます。

土地、人、社会。

それでは。
お酒の誘いはいつでも大歓迎です。


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