ドル円 2020年 ケーススタディvol.4 押し目買いの基本とブレイクの乗り方

押し目の見分け方とエントリーのコツ

押し目買いとは、一時的な下げ(売り)が終わったタイミングで買い注文を出す手法です。押し目とは、値動きが下がってからしばらく下値が続く様子のことを指します。このタイミングを上手く見分けられるかがポイントになります。

押し目かどうかの判断は、チャートをよく見ることから始まります。ローソク足の形が特徴的になったり、売り注文の勢いが徐々に弱まってきたりする様子を確認しましょう。上位足のトレンドとその上げ余地下げ余地の確認、下位足での転換パターンをしっかり見ておきます。

一時的な下げ止まりなのか本当の押し目なのかは見極めが難しいものです。取り違えると失敗してしまうので、初心者の方は確実な押し目だけを狙うのがおすすめです。経験を重ねて徐々に慣れていきましょう。

無理のないポジションサイズが大切

押し目で買い場が見つかったら、次はポジションの大きさを決めます。多額の資金を使うと、一度の損失で大打撃を被るリスクがあるので注意が必要です。

まずは自分の資金に対してどれくらいの損失ならOKか、リスク許容範囲を決めましょう。例えば「資金の◯◯%までなら損失を許容する」といった具合です。必ず損切り位置から計算して出した数字に従う必要があります。最初は小さめのポジションから慣れていくのがよいでしょう。

こうしてリスクを限定し、計画的にポジションを決めることが大切なのです。感情的になって無茶な買い方をしてしまうと、結局は資金を失ってしまいます。

ブレイクへの対応とタイミングの見極め

押し目で買い注文を出した後は、値動きの重要な変化、つまり"ブレイク"に注意が必要です。ブレイクとは、価格が一定の水準線(レジスタンスライン・サポートライン)を突破することを指します。

もしブレイクが上方に発生すれば、値動きが上がる傾向になります。その時はポジションを継続するのが得策でしょう。一方でブレイクが下方に起これば、値動きが下がり続ける恐れがあります。その場合は、速やかにポジションを手仕舞う必要があります。

ブレイクに関して解説も入れていますので、宜しければご参考にしてしてください。

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