「田舎からうごかないFE」ナカンダカリトシノリ

田舎から動かずにFilm Editorになるために試行錯誤してます 自主映画ながら長編映画は20作品編集しました https://doritosz90s.wixsite.com/website

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    新作映画予告編

    昨年制作をはじめた映画の予告編が完成しました。 亡き母の形見とともに埋めたタイムカプセルを取りに行ったら、自分と全く同じ境遇、同じ動機の人が他に4人もいて…という物語です。 自分と同じ記憶を持っている人が他に何人もいたら、どんなことが起きそうか、「自分」はどう変異するか、想像してみた作品です。

      • 『サン(英題:sˈʌn)』#10 エントリー完了した変わった人たち

        前回の記事 hu35へのエントリーが完了しました。 ちょっと特殊な舞台設定のことも入れつつ、なんとなくよさげな感じになりそうな感じがするように文字数制限ギリギリにまとめるのに時間がかかりましたが、なんとか期日の1週間ほど前にエントリーできました。 ギリギリの提出って、応募が集中しすぎて選考に不利そうだなとおもったので急ピッチで終わらせました。 通っても通らなくても制作はするので、いまは脚本化に向けてキャラクターの掘り下げをしているところです。その過程でかかわっている人

        • 『サン(英題:sˈʌn)』山≠ちんこ、イメージビジュアル作成中まさかの

          前回の記事 現在制作中の企画をプレゼン資料用に、イメージビジュアル用として、舞台となる里のイラストを制作してもらっています。 常に霧が出ているので、ありそうな地形であり、隔絶感を感じさせる設計として 1.霧がよくでるので大きな川があり、両脇を山に挟まれている 2.標高が高い 3.簡単に人が往来ができない地形 のポイントを押さえて作成した結果… まずこんな感じになり、 「おお、かっこええやんけ!」 「ちょっとこの辺修正!特に水に接してる部分は波や水の流れでえぐ

          • 『サン(英題:sˈʌn)』制作日誌#8

            前回の記事 近頃、まだ脚本段階のあいだから、去年出演してもらった方や、現場で一緒になったことのある方へ片っ端から声掛けさせてもらい、コミュニケーションを取りながら進めています。 お互いに意見を言い合いながら少しずつ前進させていき、ひとりだけではつくれないものになってきていると思います。こんなことができるのも、いつも呼びかけに応えてくれるみなさまのおかげです。ほんとうにありがたい。 チームづくりが去年からの制作の大きな課題です。小作品だからと、ほとんどのメンバーが当日きた

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            『サン(英題:sˈʌn)』制作資金を集めるのに一番有効な手は結局アレか #7

            前回の記事 年明けに撮影予定の映画企画『サン(英題:S'ʌN)』の制作日誌です。 映画の中で脚本づくりが一番苦しくつらいステージだと思いますが、自分の企画として進める場合どうしても解決しなければいけないのが資金集めです。 自分の収入や、いまつながっている人たちからの支援だけでは到底賄えそうにないほどに企画自体が膨れてきたので、クラウドファンディングではどんなプロジェクトがお金を集めているか、一応いくつか覗いてきました。 答えは予想通り、 1.有名人が出ている 2.

            『サン』脚本のアウトラインの精度をあげるコツのようなもの #6

            前回の記事 年明けに撮影予定の映画企画『サン(英題:S'ʌN)』の制作日誌です。 今回は、前回みんなでつくったアウトラインを清書します。 みんなで意見を出し合うと、往々にして重要なテーマやメッセージがこぼれがちになるので、「それをどうビルトインするか」という話になります。 みんなでアイディアを出し合い、話の流れ自体は面白くなったはずですが、例えば主人公の成長譚としてその形が正しいのか?という視点を入れる必要があります。何かで見たんですが、『天空の城ラピュタ』で、中盤か

            『サン』脚本の基礎工事#5

            前回の記事 年明けに撮影予定の映画企画『サン(英題:S'ʌN)』の制作日誌です。 今回は、アウトラインの作成にチームで取り組みました。 参加者はユウシさんとシュウジさん。 2人とも若いですが小説を書いたり小学生の頃から映画を撮ってる立派な作家です。 シュウジさんの紹介がみれるリンク Twitter note  シュウジさんは映画にも出ます ユウシさんの作品はネットにもアップしてませんが、かなり高いクオリティの作品があります。しかし読みたい方は熊本までおいでいた

            『サン(英題:S'ʌN)』#4

            前回の記事 新しく始まった企画『サン(英題:S'ʌN)』の制作日誌です hu35にとりあえずエントリーさせてみようと決めて、制作を進めています。 今日は、大学時代の同期にイメージビジュアルとなるイラストの依頼と打ち合わせをしてきました。 舞台となるのは、年中霧が出ていて今の社会から隔絶された集落ですが、そんな場所を5月までに探せないので、提出用にイラストで世界を設計します。 僕が持っているイメージをひとしきり伝えた後に思案するマスヤマ氏 現代社会のテクノロジーは霧

            タイトル決定​『サン(英題:S'ʌN)』#3

            新しい映画のタイトルが決まりました。 ​『サン(英題:S'ʌN)』です。 攻めた表現の映画にしていく所存です。そして、舞台となる世界観は以下のようになっています。 日本のどこかにある集落が舞台。彼らの住む土地では、常に霧が出ており、霧に運ばれていろんなモノがやってくる。それらが様々な知恵をもたらしてくれるため、霧は長らく崇拝と畏怖の対象だった。ところが約150年前に『霧間移動技術』というテクノロジーがもたらされたところから、畏怖の対象だった霧が相対化され、人間の生活の道

            霧に乗って旅する#2

            一緒に企画を進めている人が教えてくれたので、『HU35』にエントリーします。 参加するなら、企画だけでなく盛り上がってる感を出した方がいいなと思い、また仕事増えるな…とか思いながら模索してます。 そして、コンセプトを読んで改めて思ったこと。 『スマートフォン1つあれば、インターネット上で映像作品を発表できる。1億総クリエイター時代の”今”だからこそ~』 とありますが、現実にテクノロジー的には1億総クリエイターが可能になった今、創作し発信するというより批評側に回る人であ

            霧に乗って旅する#1

            新作の企画を始めました。 霧に乗って、少し不思議な日常を描く映画ですが、挑戦的なしかけを様々に散りばめています。 「表現としてさらに尖り、実験性を高めながらも感動を放棄しない」というのが、これから田舎で映画を撮り続ける僕たちの指針です。 映画に限らずあらゆる場面で用いられるストーリーは、世界に気持ちよく入り込んでもらうための一つの装置ですが、実験性もその一つ。一番は観た人の心を動かすことだということを忘れずに、ね。

            【SIGMA fp】短編映画を撮りました【CINEMA DNG 12bit】

            映画を撮りました。 まずは予告編をご覧ください。 映画を始めて今年で8年くらい?かな。 その8年で長編映画のカメラ・編集も20本近くこなし、かなりの場数を踏ませてもらいました。 そのおかげで技術はそれなりについたと自負していますが、今回の予告編をつくってみて、かなり感慨を覚えました。 というのも、撮影はキャスト2名とクルー2名の4人だけ。 超小チームで、全員他に働きながらの参加。専業の人なんて誰もいません。 休みの度に自宅のガレージに車好きが集まってやいやい言いながら車

            【我が家の小劇場】積み木

            今回は積み木。 先日、木でできたかわいいテーブルとイスをいただいてので、それを使いたくて撮りました。 メイキング今回は、本当に思いつきで始めたので「早くご飯作りたいんですけど」の圧をかわしつつ、なるべく迅速に撮りました。 最初に積み木単体で撮影。 まだ1歳の息子は、積まれたものを見ると無邪気な笑顔でぶっ倒しにきます。これを積んでいる間は妻に外で待機しててもらいました。 次は出演者を配置して撮影。 珍しく暴れて仕方ないので、モニターをチェックするまもなく撮りまくった

            【映画工作日記#3】急な方向転換

            こんにちは。 前回までは、サスペンスの短編映画にするつもりで話しを進めていましたが、すでに同じような試みは多数なされているので、作品のスタイルを変えることにしました。 <前回の内容> そこから、1作品60秒のショートショートを100本撮ることにしました。 当初のサスペンスをやめて『現代版万葉集』を1カット最大15秒の『4カット、4CUTS(4カット映画)』。1作品最大60秒。毎日SNSで公開する。 市井の人々のビデオ通話で繰り広げられるオフビートコメディ。日常で繰り広

            【我が家の小劇場】鯉のぼり

            #おうち時間を工夫で楽しく コロナも収まらずに5月を迎えますね。 うちは賃貸で鯉のぼりがないので、妻両親から贈られたタペストリー(額に入った手ぬぐい)と、僕両親から贈られた兜が刷られた紅型染めを飾っています。 そんな我が家ですが、今日は鯉のぼりを上げることができました ちょうど冬に着ていた服3枚が飛ばされ、電線に引っかかりました。 もちろんフェイクです 撮影風景今回は実は編集が多め。 すぐわかるところで、飛んでいる服はもちろん三枚とも編集。 頑張って切り取りこ

            【映画工作日記#2】希望のタネづくり

            遠隔撮影映画の脚本を書き出して2日目。 金曜までは、一緒にやってくれる2人の仲間とアイディアを出し合いました。その後、集まったアイディアを色分けし、僕が最初のプロット案を明日出します。 色分けは、黄色ハイライトがプロットの原案で、プロットとしては使えないが、一部惹かれるものには、下線を引いてあります。 縛りのせいか、ホラーやサスペンスにしかならなさそうな案ばかりですが、テーマを希望にすることにして考えました。そうやって軸を決めて考えているうちに、むかし祖父からきいた戦争