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祖先に感謝って言いますけど

長い雨が続いて
今日などは肌寒いくらいですね。

皆さんはお盆休みはいかがお過ごしですか?


普段、自分たちの生活で忙しくて精一杯の私たちも
お盆は、ふとご先祖さまのことを思ったりするいい機会ですね。

「ご先祖さまに感謝しなさい」
なんていう言葉はよく言われますが

実際お顔を認識できるご先祖さまは
せいぜい2〜3代前くらいまででしょうか。

そうなると「感謝」と一口に言われても
なんだかぼんやりしたものになってしまうような気が私はしています。

でも、子育てをしていると
年々に
「親の思い」「親の気持ち」
がその場面、その年齢になって
少しずつ自分が味わう中で
わかってくるように思います。


私は子供の頃ずっと喘息で体が弱く入院ばかりでしたので
どれだけ親は私を心配して苦しかったでしょう。


私は幼稚園にほとんど行っていない
いわゆる「登園拒否児」でしたので
親はどんなに悲しく情けなかったでしょう。


私は引っ込み思案の性格だったので
親はどんなに歯痒いような気持ちだったでしょう。


私が一人暮らしを始めた時
親はどんなに心配だったでしょう。


私が結婚する時
親はどんなに寂しさを堪えながら、幸せを願ったでしょう。



これは特別な誰かだけのお話ではないはずですね。
こんなことが
何代も何代もずっとずっと
親子の間で繰り返されてきたのですよね。

もちろん、そんな愛情の物語だけではなく

子供側からは
親に対する不満や怒り
そんな出来事もたくさんありますよね。

「毒親」なんて言葉は最近の言葉ですが
きっと昔からそんなことっていっぱいあったんでしょうね。

でも、親も、その前の親も・・・その前の親も
みんなその時は、それで精一杯だったんじゃないかな。

そうやってとりあえず自分の番を必死に生きて
「頑張った」と
「ごめんね」の気持ちを抱えながら
何代もあなたにつながるご先祖さん達は
どうにかこうにかあなたにつながったんです。

中には、ちょっと褒められないようなとんでもないご先祖さんもいたでしょう。

子育て一つとっても。

子供の夜泣きも昔からの大問題だったのでしょう。
たくさんの子守唄に
「この子よう泣く」「起きて泣く子のねんころろ つら憎さ」
そんな歌詞がありますもんね。

叩きたくなったこともあるでしょうし
逃げたくなったこともあるでしょう。

実際、逃げ出してしまったご先祖さんも、
叩いてしまったご先祖さんもいらっしゃるでしょう。

でもどうにか・・・こうにか・・・あなたにつながった。

今夕、ご先祖さんがお帰りになる前に
「皆さん、お疲れ様でした。私達の番、どうにか繋げます」
なんて心の中で話しかけてみてはどうでしょう?

うまくできなかったことは
次の人に繋げばいいんですから。

こんなお盆のお話、いかがでしょう?


🌻このコラムは、赤ちゃんあい愛サロン公式ラインの
子育てメッセージです。
不定期に配信中です❣️

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