青春
青春ごっこを今も続けながら旅の途中
ヘッドライトの光は 手前しか照らさない
お久しぶりです。
突然ですが、この文章、何だか分かりますか?
邦楽好きならすぐにわかると思うんですが、これはフラワーカンパニーズさんの 『深夜高速』という歌の冒頭の歌詞です。
生きていてよかった、という歌詞を繰り返すサビが象徴的な曲なんですが、僕はこの冒頭の歌詞の方が好きなんですよね。
青春ごっこ、という歌詞は青春が終わった人、大人になってしまった人にしか書けないし、それでいて、遠い未来のことなんか見据えていない、いや、見据えられない若者のリアルさもこの歌詞にはある気がして。
とまあ、深夜高速という曲が素晴らしいのはさておき、皆さんにも青春時代ってありましたよね。
多くの人は学生時代に経験しますよね。
恋愛とか部活とか。ね。
僕は学生の頃、イケイケグループに入っていたわけでもなく、かといって、隅っこにいたようなタイプでもなかったので、それなりに平和で楽しい学生生活は送れていました。
ただ、青春だったと言われるかというと...。
僕は今までの人生で、これといった青春を経験してないんですよね。部活もしてないし、恋愛も別におおくはないし。
まぁでも一番大きい要因は、青春であることを客観視してしまって恥ずかしくなってしまう瞬間があったりしたんですよね。
いかにも青春してるぜ!みたいな空気感を感じると、途端に恥ずかしくなってしまうんですよね。
これは僕の斜に構えてしまっている感性の問題です。
捻くれててすいません。
でもわかんないですけど、多分、青春って結果論じゃないですか。
ああ、あの時青春だったんだなあ、みたいな。
意図的にできないからいいみたいなとこもあるわけじゃないですか。
お笑いの養成所に入ってもうすぐ一年が経つんですが、いるんですよね。
養成所に青春をしにきてる人たち。
それも意図的に。
まぁ具体的な話は避けますが、楽しもうとしている、だけならいいんです。
でもそれこそ、青春ごっこというか、自己満足の金なし若手芸人ごっこみたいな。
別に誰とかじゃなくて。
いや、いいんですよ。
売れてる芸人さんの若手の頃の話とかを聞いても、なんかキラキラしてて、いいなあとは思ったりしますし。
そこに憧れる気持ちもわかるんで、別に養成所に入って、遅れた青春を取り戻そうとしてる人たちを見て、可哀想だなあ、とか、鬱陶しいなあとかの感情はないですよ。
でも勝手にやってくれよ!とは思いますよね。
いいよ、無理やり『WCS36期 青春群像劇』にしなくて。
巻き込むなよ、みたいなね。
深夜高速の歌詞を引用するとしたら、もうそいつらの行動って、ヘッドライトの光でもないですよね。
前に進むための光じゃなくて、自分達だけを照らしてるような。ルームライトですね。
ルームライト青春。
そうですね、自己満足の青春のことをルームライト青春といいましょうか!!
…。
まぁでもドライブも、結局車内の会話が楽しいみたいなとこありますもんね。
じゃあいいのか。
何でもないです。