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【illustrator】ベジェ曲線に苦手意識をお持ちの方は是非ご覧ください。



ご紹介する内容

ページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
この記事では、イラスト制作やDTPなどに使用します、アドビ社のイラストレーターソフトのペンツールでの作画、即ち『ベジェ曲線』の描き方をご案内しております。
内容的には、マウスの選定、目や腕、指先の使い方から始め、デフォルメタッチやシンプルなイラスト、リアルタッチの精細なイラスト、文字やロゴマークのトレース時を例に、きれいで滑らかなライン(セグメント)の作り方をご紹介していきたいと思っております。

制作会社の方、フリーランスの方はもちろんのこと、これからイラスト制作を始めたいとお考えの未経験の方も、是非ご覧いただければと思います。

ですが・・・♪♪
アニメーションや、ゲームキャラなどの制作に用いるペンタブレットをご使用の方には、おそらく不向きな記事だと思います。
加えて、この記事は作品の紹介ではありません。また、制作リクエストも受付けておりませんので、ご承知置きのほど、よろしくお願いいたします。

使用するマウスについて

ペンツールでの作画にはマウスが不可欠です。
特に精細な作画を行う場合には、マウス自体の性能や、手のひらとのフィット感、感触、敏感な反応が品質に大きく左右します。
光学式であることは素より、使い慣れているということも大事ですが、ペンツーでの作画では、主に左クリックとドラッグ、ドロップを繰り返しますので、あまり色々な機能を備えている必要はありません。
無線式は、作画中のバッテリー切れが危惧されますので、コード式を推奨します。


私の場合は、上記画像にありますシンプルなマウス(既に廃番)を、約20年間、直したり調整したりして使用し、画像にあるようなイラストを多数制作しています。
特に、左クリックの動作が「スイッチ(ボタン)に指を乗せただけで反応するくらい」に敏感な状態に調整してあります。
マウスについては、このような感じです。

ペンツールを扱う時の、目、腕、指先、そして集中力

ベジェ曲線は一朝一夕では習得できません。
ペンツールでの作画は、描きたい形をイメージ(または目視)し、その情報を脳から指先に伝え、マウスを操作することになります。
一部ではこの流れを運動神経と表現する場合もあるようですが、そこまで大袈裟に捉える必要はないと思います。
問題は、絵の対象やイメージをしっかりと捉え、指先はマウスに軽く触れる程度に、肩、ひじの力を抜く、視線はマウスではなく、パソコンのモニターに向け、ゆっくりとした呼吸を心がける。
ここまでが、身体的な準備です。

そして、最も重要なのは集中力です。
準備が整ったら、いきなり描き始めるのではなく、深呼吸してリラックスした状態を作ります。気合いを入れる必要はなく、ゆったりとした気持ちの方がスムーズに指先を動かすことができると思います。
そして、視線をあまり動かさずに、描く曲線だけに焦点を合わせ、一旦呼吸を止めて、描く曲線ではなく、神経を指先に最大限に集中させ、意識的に小さく微妙な動きをマウスに伝え、ドラッグし、指先をスイッチから離す時は、マウスが動かないように注意しながらゆっくりそっと離します。
マウスから指が離れたら、深呼吸して呼吸を整えます。

慣れるまでは、あちこちに力が入ってしまい疲れることもあると思いますし、手からマウスが飛び出してしまうこともあるかと思いますが、ひとつひとつの所作を認知しながら繰り返すことで、その動きを身体や指先が覚えますので、先ずはここまでを何度も練習してみると良いと思います。

頭の中で全体像をイメージする
曲線を描く際は、「どのようなラインを作りたいか」ということを常に頭の中で全体像をイメージしながら進めます。
最初はテクニックよりも、イメージした形に近付けることを意識した方が良いかと思います。

ここまでのまとめ

滑らかで、きれいなベジェ曲線を描くには、使用するマウスがそれように動く必要があります。マウスがカクカク動いていたり、クリックのたびにずれてしまっては作業になりません。
画家がペンを、調理人や職人が道具に神経を使うように、先ずはベジェ曲線の作成に適したマウスを用意することが必要です。
もちろんマウスパッドも同様です。

次に、日常生活や仕事でも、作業を行う場合は、それに似合った態勢や呼吸が求められることと同じに、「集中できる態勢」を作ります。
視線がぶれたり、腕やひじに力が入ってしまうと、精細な曲線は描けません。

描きたい形をしっかりイメージし、指先に最大な集中力を向け、自分で思っている以上に小さな動きをマウスに伝えます。
マウスを扱う時は、力を入れずに、ソフトに扱うことが重要です。

ここまでが、ベジェ曲線を描く前の準備です。
これから何度かに分けて、実際の描き方をご紹介していきたいと思います。
ご質問等がございましたら、遠慮なくメッセージください。

この記事を読んで、きっかけを感じられた方は、是非、次号の記事にありますイラストを実際に描いてみてください。
アンカーポイントの打ち方のコツが掴めると思います。

読了、ありがとうございました。


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