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肺移植を考える(2/2)

肺移植を考える回、二段です。


日本の臓器移植の医療技術と移植後ケアは、下記の生存率で分かる通り高い水準にあります。

▼臓器移植後(5年)の生存率
心臓、膵臓、肝臓、90%
肝臓 80%
肺、小腸、70%

主にリスクがあるのは、移植後拒絶反応です。
体に自分自身以外のものが体内に侵入してくると、これを異物として認識し排除しようとする免疫の働きがあります。
移植された臓器は異物と認識されるので、排除しようと攻撃受けます。

その為、免疫抑制剤の服用を続けなくてはいけません。
が、臓器の機能が回復する事で日常生活全般が改善され、行動範囲が広がり社会復帰も出来ます。

肺移植は移植以外に有効な治療が無い、60歳未満で登録出来ます。待機期間は2〜3年、待機中に悪化し受けれない場合もあります。
手術も大変ですが、ICU、一般病棟、と退院まで2〜3ヶ月掛かります。東大病院と京大病院で行われます。

たくさんのメリットとデメリットがありますが、私は受けないという選択をしました。しかし、今回の様な急性増悪、酸素ボンベ、チューブのある生活から、段々と日常生活が狭ばり、判断が正しかったか分かりません。

私は自分の選択を信じ、自分らしく出来る事を精一杯していこうと思います。

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