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七十二候〜穀雨〜

今日も霞のかかった空です。(黄砂かな)
旧暦を元にした七十二候でいうと、最後の春となる穀雨が始まります。

穀雨(こくう)
たくさんの穀物を潤す春の雨が降る頃。

穀雨を表す雨の種類 
 ・瑞雲(ずいう) 穀物を育む雨
 ・甘雨(かんう) 草木を潤す雨
 ・春霖(しゅんりん) 春の長雨
 ・催花雨(さいかう) 早く咲いてと花に促す雨
 ・菜種梅雨(なたねつゆ) 菜の花の咲く頃に降る雨
 ・百の雨(ひゃくのあめ)うつぎの花が腐ってしまうほどの雨

初候 葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)
   水辺の葭が芽を吹き始める頃 4月20日〜24日
次候 霜止んで苗出ず(しもやんでなえいず)
   霜のおおいがとれ、健やかに苗が育つ頃 4月25日〜29日
末候 牡丹華さく(ぼたんはなさく)
   牡丹の花が咲き出す頃 牡丹は花の王様と愛でられていた 
   4月30日〜5月4日 

これで春も終わりです。
立春から数えて八十八日目に八十八夜がやって来ます。今年は5月2日です。「夏も近ずく八十八夜」の歌の様に夏が始まります。

雨と新緑と爽やかな空気と咲き始めた花々と、春を感じるも物・事を今のうちに楽しみましょう。

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