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浮世絵の雨

雨の1日です。
窓から様子を眺めていると、雨が線の様に見えます。粒が線のように見えるのですから、かなりの降水量なのでしょう。

線の様な雨を見ていると、江戸時代の浮世絵を思い出してきます。

・歌川広重 名所江戸百景 大はし安宅の夕立

https://creativepark.canon/jp/categories/CAT-ST01-5535/index.html


・歌川広重 赤坂桐畑雨中夕けい


・歌川広重 雨の中津川


●歌川広重(うたがわ ひろしげ) 1797~1858年

江戸時代後期の浮世絵師で、風景画の名手として広く知られています。作品は、精緻な描写と美しい構図で多くの人々に愛され続けています。

広重は江戸に生まれ、本名を安藤重右衛門と言います。彼は若い頃から浮世絵に興味を持ち、歌川豊広に師事しました。彼の作品は、風景画だけでなく、美人画や役者絵など多岐にわたり、その多才さを示しています。


●代表作

・東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)
広重の代表作であり、日本の主要な街道である東海道の宿場町を描いたシリーズです。全55図からなり、それぞれの宿場町の風景や名所を詳細に描写しています。

・名所江戸百景(めいしょえどひゃっけい)
江戸(現在の東京)の名所を描いたシリーズ。江戸の風物や季節感を豊かに表現しています。このシリーズは、広重の晩年の作品です。

広重の風景画は、遠近法を巧みに使い、自然の美しさや季節の移ろいを表現することに優れ、独特の静寂感と詩情が漂っています。

西洋の印象派画家たちにも大きな影響を与え、クロード・モネやフィンセント・ファン・ゴッホは広重の浮世絵から多くのインスピレーションを得ています。

才能を持っている方々に憧れます。それを開花するのに、人並み以上の努力もされてる事でしょうが。
それぞれの方が、自分の得意を伸ばして、生活できる世の中になったら、いいなと思います。

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