ポカリ、SAW、ハッカドール

「緊張の糸が切れる」という慣用表現よろしく、仕事が立て込んでいる時期を抜け出すと急に体調を崩すことがあるのは長年の常、スケジュール表を眺めて「この辺りで具合悪くしそう」という予測を立てると大体その通りになるので今さら体調を崩したぐらいでジタバタすることもないほど対処そのものも手慣れたものなのだけれど、先日は予想に反したタイミングで体調を崩して焦ってしまったという話。どうしてこうなったを地でいったという話。

運が良いのか悪運だけが強いのか、体調不良で仕事を飛ばしたことは一度もないので（健康管理もめちゃくちゃ大事なお仕事です）自分の身体もスケジュール状況を鑑みて「いっちょこの辺でダウンしておきますか」と仕掛けて来ている感すらある始末。とはいえ体調を崩す予兆が一切ない不意打ちは本当に困る。座頭市の居合斬りのようなもの。リカルド・マルチネスの左ジャブのようなもの。もしくはAOEが出ない零式のようなもの。ノーモーションでズドン。反撃の隙を一切与えない確殺である。やめて欲しい。小突いて欲しい。
「Ready...Fight!!!」からの瞬獄殺みたいなもの。反則。

ちなみに偏頭痛と睡眠障害とは20年以上の付き合いなので、その二つについては”体調不良”のカテゴリーから外れた扱いとなる。自分のステータス画面の備考欄もしくは欄外脚注に「当該デバフがパッシブで発動」と書かれている人間だったりする。体力/MPと引き換えに強大な一撃を繰り出せるとか、一時的な攻撃力上昇と無敵が付与される、ということにはならない。中盤以降に手に入る尖った性能の魔剣のようなことにはならないので、キャラクター選択画面から得られる情報としては「大柄なだけで何の恩恵もないデバフ持ち」ということになる。縛りプレイ専用のモブか何かか。

ここに「腰痛」や「腱鞘炎」が付与されないことを祈る。去年は背中も派手にやっちまったことですしね。ケア大事。

体調が悪くなった時の対処法は「ポカリと栄養ドリンクをがぶがぶ飲んでしこたま寝る」という脳筋ゴリ押しスタイルを長年実践している。日本に生まれてよかったと思うポイントの一つは、ポカリスエットという”飲む点滴”の存在が身近にあること。黄金都市ジパングが産んだエリクサーとして未来永劫祭り上げられるべき。ポカリスエットは万病に効く。

「明日外せない仕事だから今夜のうちに治さなきゃ」「でも病院に行く暇はない」みたいな時限イベントが発生した時は葛根湯＋ポカリ＋栄養ドリンク＋蜂蜜という栄養の波状攻撃。特に扇雀飴の「はちみつ100%のキャンデー」はめちゃくちゃ身体に良いのでオススメ。あと単純に美味い。

思い返してみると今回もそうだしそれ以前の体調を崩したタイミングも、ご飯の時間がまばらだったりはちみつ飴を摂取していなかったりあまり眠れていなかったりした時期＝忙しくしていた時期、を抜けた後だったので、脳の中の駐在さんから常日頃から備えておけという警笛が鳴らされたと思って自戒するとします。どんなにバタバタしていてもちゃんと寝る、きちんと栄養を摂る、といった基本的な部分はおろそかにしてはいけないなぁ。

以前ブログか何かにも書いたような気がするけれど、体調が悪い時ほど尖り散らかした映画が観たくなるという謎の欲求に襲われるので、今回も例によってSAWシリーズ一気見をするなどした。映画としての完成度は1が究極にして至高、それ以降は殺人ピタゴラスイッチに終始してしまうなぁ。SAWシリーズは演出の山場がすごくハッキリしてて、見応え自体はあるんだよね。ダレて見飽きないというか、目が離せないというか。グロとかゴア系は苦手なんですけども。余計具合悪くしそうなようでいて、なんでだろうかトリアー作品とかも、こういう時に限って繰り返し観たくなってしまう。
生命力が低下していて希薄になっている生への執着心みたいなものを取り戻させようとしてる脳のエラーか何かなんだと思う。

お口直しは『白聖女と黒牧師』を一気見。落差がすごいね！
動画工房のアニメは万病に効く。GJ部然り、ていぼう日誌然り、わたてん然り、NEW GAME!!然り。

NEW GAME!!の名前が挙がったのでついでに言っておくと「がんばるぞい」はハッカドール1号がパロってる版の方が可愛いです。

今日も1日がんばるぞい！ありがとうございました。