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終わらないゆめ

垣根にそっと1人きり
ふんわりと
つつじのつぼみが咲いていて
ビーズより
もっと小さな雨粒が
降って来るのを眺めては
夢見るように想います
自分が花に
なるときのこと

周りに仲間がいないので
丁寧に 
心の中に描きます

桃色をした花びらを
そらに向かってふわりと開き
雨や光が落ちて来るのを
そらの心が落ちてくるのを
やさしくそっと受け止める
そんな未来の自分のことを

ひとりきりでもみられる夢
ひとりきりだからみられる夢

土に還ったそのあとも
覚めることなく残るゆめ