4月27日

ハウス内での作業はまるで夏のような気分だった😅‪‪これからもっと暑くなるだろうから、対策しなくては。
実は26日は桜の小径に行く前に、久坂部羊さんの著書「神の手」 を完読した。

地元の図書館で借りて読み終えるまで、何と5ヶ月近くかかりました😅


医療もののサスペンスは初めて読んだが、めちゃくちゃハマった。初めは韓国ドラマの「医師ヨハン」の原作という事で興味を持ったのだが、ドラマとスートーリーがぜーーーーんぜん違う(笑)
そして本の方が圧倒的に面白かった♪(日本でも昔ドラマ化はされていたらしいが)
安楽死の是非をテーマにした本なのだが、ページ数も多く、最初はなかなか読み進めるのも困難だった。でも話が進むにつれどんどん引き込まれて行った。初め(上巻)は白川医師が若い末期ガン患者を苦しみから解放するために、いたし方なく安楽死させた事によって、いざこざに巻き込まれていくという流れ、下巻はJAMAという安楽死法を成立させたい医師の組織に白川が巻き込まれ、その異常性と政治利用され没落していく様や、世にも恐ろしい快楽を伴う安楽死薬、「ケルビム」を取り巻く殺人事件が中心に描かれている。
そしてJAMAの代表やこの組織を後押ししている大物政治家もひれ伏す謎の黒幕「センセイ」という存在。最後まではっきりと誰のことなのか書かれていないので、ケルビムを開発した神武製薬の村尾がセンセイだと思わせといて、実は筆者は「神の手」であるケルビムこそがセンセイだと書きたかったのではないかな?と思った。
長らく病に苦しんでいる人には、喉から手が出るくらい欲しい存在、その為ならなんでもしたいと思わせる薬だろうけど、やはり諸刃の刃。安楽死が是か否かは神の領域。永遠のテーマなのかもしれない。
次も久坂部羊さんの本を借りてきた。タイトルは「無痛」今度は本格サスペンス(でも医療も関わってくるみたい)完読したらまた感想を書いてみようと思う。

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