【交換日記その17】“大したこと”にしていこ
さあやへ
いやん、3か月ってあっという間。
お待たせしました。
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もともと私が絶賛反抗期を迎えているという話をしようと思ってたんだけど筆が進まなかったんで、それはまた後日にして、ちょっと違った形で家族の話。
すこし前に母親が白内障の手術をした時(無事終わってすっかり元気なので何の問題もないよ)、手術当日に休暇取って付き添いしたんだけど、待ち時間3時間くらいボーー-っとしてたの。ほんとはその時に交換日記書きたかったんだけど院内携帯使用禁止でねえ。ところで最近3時間ボーー-っとしたことある?なかなかなくない?
椅子の背にもたれて天井の木目を見つめながら、ああでもないこうでもないって脳内会話がずっと続くんだけど、そういう時間すごく久しぶりで楽しかったな。大学の時とか結構やってたのにな。
んでまあ手術がね、当日家族の付き添いが必要って言われてたからひと月以上前から休暇申請出してあったのに、そういう日に限ってすごく重要な業務が入ってくる不思議。幸いにも部署全体で動く業務だったから、メンバーには申し訳ないけど休めると判断して、さらに上司には念押しで「親の手術があって」とはっきり伝えて強行突破したわけ。
そしたら手術当日の朝に上司から「事情はよく分からないけど、応援してるよ!」ってメッセージが来て、えーっと?ってなったところで、ああなんかすごく大ごとになってるやんと気づいて。まあ「手術」って言われたら何ごとかと思うよね。本来休むとか言い出せないような重要な日に休んでるんだしな。
それであわてて「いや、大した手術じゃないので…」って返信しようとしたところで、ふと『大したことじゃない、のか?』って思えてきて。
たしかに日帰り手術だし、数十分で終わるし、小さな病院で一日に5~6件もやる手術だし、難病でもないし、命にかかわる深刻なものではないんだけど
大小問わず”手術”って聞けばそりゃ怖いし、当日の朝は本人も口数少なくて落ち着かない様子だったし、私自身も「親が手術する」っていう状況は少なからず緊張感ゼロではなかったし(だから休んでるわけで)。
本人にとっても家族の私にとっても、ぜんぜん『大したことじゃない、じゃなかったじゃん』って思って。
それで上司には「そこまで深刻なものではないんですが…ありがとうございます。」って返信。なんかすごい気持ちがスッとしたんだー。
(余談だけど、手術中に着替えとかカバンをカゴに入れて付き添いの人が持っておくんだけど、そのカゴを見ながら「例えば家族が突然事故で亡くなったりして遺留品渡される時こんな感じなんかな…さみしいな…」とか思ったりもした。私もだいぶネガティブ入っちゃってる♡)
”大したことない”っていう気持ちで乗り越えられることももちろんあるけど、”大したことない”って気持ちが否定とか卑下につながりもするよね。
だからこれからは自分も、周りの大事な人も、「こんなことも平然と乗り越えられないなんて自分ダメなやつ…」なモードに入っちゃってたら、ちゃんと”大したこと”にしていって「こんなことを乗り越えられてすごいすごい!」と激ほめしようと思った。
という話でした。
30代に入って自己肯定感が高まってんのはいいんだけど、ツラの皮が厚いみたいなことにならないようにもしないとな。。。
うまくまとまらんが早くお返事したいのでこの辺で。
では~
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