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コロナ陽性で出産した話

自己紹介

前回の続きです。

臨月で発熱して、コロナの検査もまだしていない状態で陣痛がきた私。

でもさっきカロナールで解熱したときに汗をかいたしシャワー浴びたい。
夜ご飯も食べたいし…。

陣痛は7~8分間隔。

でも前駆陣痛で引いていくかもしれないし、
休み休みごはんを食べて、シャワーも浴びながら様子を見ていました。

…が、おなかの赤ちゃんは、私のおしりをぐんぐん押してくる。


「やっぱり出たいのね」


産院へ連絡しました。
「あの…、熱あるんですけど、陣痛きたみたいです。破水はしていません。」

助産師さん「とりあえず病院に向かってください。コロナの検査は当院でして、それから分娩室に行きましょう。」


実はすでに、7~8分間隔になって3時間経っています(笑)
でもまだ娘が本気を出している気がしなかったんです。

「ママの中、暑いしもう出たいけど、向きが決まらんな…」って言ってました。

家を出る前に、主人に「おなかの写真撮って♡」なんてやってる余裕もありました。
しかしこの2時間後、娘は出てくるのです(笑)

産院へは長男も車に乗せて、主人に送ってもらいました。
(陣痛タクシーも登録していましたが、発熱している私を乗せたらコロナうつしちゃう…。)


20分後、産院に着きました。
主人はまだコロナの隔離期間なので、私をロータリーで降ろしてすぐに帰りました。

入院バッグを抱え、陣痛を逃しながら産院の中へ。

そして外来の個室に隔離され、
「医師が来たら検査するので、ちょっと待っていてください。」

陣痛を「フーーー、フーーー」と逃しながら、20分くらい待ちました。

そして鼻に綿棒をつっこまれ(痛かった、陣痛も痛いのに)、結果が出て私に伝えられるまでに、もう20分くらい待ち、

「やっぱり陽性でした」と、車椅子で分娩室へ。


結局、産院についてから分娩室まで、45~50分程度かかったと思います。
陣痛間隔が縮まらなかったので、産み落とす気はしませんでしたが、私一人でよく耐えた(笑)


分娩室へ行くと、助産師さんや医師はマスクにガウンに手袋にフェイスシールド。完全防備です。
(私もずっとマスクしています)

そして分娩台の頭元には大きな陰圧の機械。

内診すると、4~5センチ開大しているとのことでした。

そこから着替えたり、
点滴のルートを2本取ったり(第1子のとき大量出血しているので、輸血するかもしれない…と、ルートは余計目に取られました)、
血圧計などのモニターをつけられたり、

あれよあれよと分娩の準備が進められていきました。


分娩室にはいって30分が経った頃、
「あれ?そういえば、まだ痛くなるよね?私耐えれるんかな?」と思った瞬間、娘がぐるんと動いて、強い陣痛が来て、勝手にいきみが入りました。

娘「ママやっと気付いたん。私出るよぉ!」
私「うぅーーーーーーー!」

助産師さん「今、痛み変わりましたね。内診しますね。」

「9センチです」

お産の体勢を取る準備をしている間にも、どんどん陣痛が来ました。

助産師さん「いきんでいいですよ」
私「痛い~!痛いけど、大丈夫ー!」と叫んでいました(笑)


そして、
助産師さん「もうすぐ出ますよー!」
私「頭はさまってるよね!?今めっちゃ痛い!(でも次で出るよね)」

助産師さん「いきんでいいですよー!」
私「いいの!?(飛び出るくない??)あーーー!」

私「ハッハッハッ(ムチムチしたものがお股を通ってる!)」
娘「おぎゃーーー!」

9センチと言われて30分後のことでした。

助産師さん「おめでとうございます!」

私「主人に言わなきゃ!」と、自分の股越しに赤ちゃんの動画を撮りました(笑)

医師「ママ、コロナなので一旦接触せずに、赤ちゃんの計測しますね。」
私「はーい(遠目だけど赤ちゃん見える…!また主人みたいな子出てきたな)」


一通りの処置を終えると医師から、
「赤ちゃんとママが接した場合は同室となり、ママが辛くなっても赤ちゃんを新生児室で預かることができません。逆に新生児室で預かった場合、退院までママは赤ちゃんと接することができません。どうしたい?」と言われ、

「ずっと同室します」と答えました。

こうして私は娘を抱くことができました。


続きます。



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