次女の話を真面目に聞けば聞くほどキレられる。

基本、低学年次女はすごく話すのが好き。
色んな事を話してくれるが、言ってることの場所や時間、主語が抜けたり変わってたりして正直話の内容を追いかけていくのが大変。

真面目に聞けば聞くほど
どうしても「それって誰が?」「どこで?」「いつの話?」と聞くことになる。

それが大嫌いな娘。はひどい時は一度聞いただけで「だから〇〇って言ってるやん!」(言ってない)とキレル。

理不尽・・・・。


「だって授業中か、休み時間か、放課後か分からないと話が想像しにくいやん?」「話をちゃんと聞こうとしてるんだよ」と伝えてもすごく機嫌が悪くなる。

そのうちキツイ言葉を投げかけられ続けて、気が付けば
子どもの今日の出来事を聞いてたはずが言い争いに発展・・。

よくありました。今も時々あります。
その時の私の気持ちといったら・・・。

気まぐれな小動物、みたいなかわいいものなんてことはなく、面倒くさいな!普通に聞いてるだけなのになぜそんなことでイライラしだす??と思っておりました。

正直に言うと、10代の頃、女子からは理解できないけど男子にはなぜかモテル感じの女子に次女みたいな感じの子がけっこういて、けれど大人になると重要視される資質って変わっていったというのを見ていて、
このままいくと次女は苦労するのでは!?と思ったこともあります。
今思えば、感情コントロールが自分でうまくできず彼女たちも大変だったのかもしれないな~と思うけれど、次女にそうなってほしいかは別。
(あくまで私見なので違う意見の方はスルーいただけると幸いです)

そして私がちょっとでも感情的になると、次女は一気に
「言わないでー!!!!!(絶叫)」モードになり、かわいい報告の場は一気に修羅場。


あまりのすごさに一時期、
次女にどう接したらいいのか分からなくなってしまいました。

色んな本を読んで、
・自己肯定感が足りない
・ちょっとした指摘が個人攻撃に感じてしまう
・HSCの存在
・論理より感情で物事を決める傾向があるタイプの人もいる

などなど学びました。

その中で2つのことをはじめました。
1つは朝起きた時や帰宅時、寝る前にハグ。そして当たりまえのことでも認める言動を増やす。

2つ目は最初に言っていた話を聞く方法を変えること。
感情を重要視してるんだから、内容より感情を優先して欲しいんじゃない?という、後から思うとしごく当たり前のことにたどり着きました。
(色んな人から同様のアドバイスがありました。本当に感謝です)

内容はまずは二の次。感情に注目してそこをオウム返しにする。

めっちゃ面白いことがあってん。教えてあげようか。

と言われたら面白いことに注目します。

嫌なことがあったの。といったら彼女の悲しい気持ち。いやな気持に着目して話を聞く。

感想は基本、「〇〇が面白かったんだね」「〇〇されたのが嫌だったんだね」

彼女は聞いてほしい生き物なんだと理解してから、かなり楽になりました。

昨日は寝室で「うう~~~。う~~~~~~~~」とジタバタして床をたたいたりして中々寝ないので

「何かモヤモヤするの?」と聞くと、

夜にも一度気持ちを聞いてハグしていた
「パパとオセロをしていてあと少しで勝てそうだったのに、弟がぶつかってオセロがぐちゃぐちゃになって分からなくなって、オセロが終わってしまったこと」が悔しくて、それを思い出して・・・一人でうなっていたのでした。

あー、悔しかったんだねー。「うん」
一番いややったのは何?「せっかくパパとオセロができたのに途中で終わっちゃった。あとちょっとで勝てたのにー!」

そっか~。残念だったね~。ちゃんと最後までしたかったんだね。
「したかった!!!」

じゃあママからパパにそのこと伝えておくね。
きっとまたしてくれるよ。だから寝て大丈夫だよ。
「・・・・お手々つないで」

で寝た。

なんてことがありました。

寝かしつけしてたから、正直音がうるさくて息子が寝なくてちょっと
イラっとしたけれど、感情に寄り添うのって本人の本当の願いが聞けて解決策につながったりするので有効だなと今思っています。

あの時、間違っても
「もう寝る時間なんだから、静かにして。弟の寝かしつけ中なんだよ」なんて親の都合全開でいってたとしたら・・・想像するだけで恐ろしい。

もしかしたら最悪、近所中に響き渡る次女の絶叫とそれをいさめる母の怒鳴り声なんてオチだったかも。


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