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ニュクスの角灯

高浜寛のコミック乱にて連載中の作品で3巻が出たばかりです。

明治11年の長崎。

沢山の舶来物が往来する長崎で、サイコメトリのような能力を持った少女「美代」がその能力を買われ骨董屋に雇われるところから始まり。骨董屋とは名ばかりで、実際には舶来品の輸入販売などを行う店で、当時の日本には想像もつかないような様々なものが舞い込んできます。

これまであまりキャラのたたない話の多かった高浜さんですが、編集者の意向でしょうかね。ここにきてとても魅力的なキャラクターを作ってきています。

そして何よりも、「モノに対する愛」というのがあふれている、これがこの作品の一番の素晴らしいポイントだと思います。単行本のおまけで語られる物品秘話(?的なものを見れば、

素敵なモノを見つける→これを漫画の中に使いたい

という流れで作られた漫画なのは見て取れます。そして、愛のある漫画は強い。


単に輸入販売にこだわらず、海外に出向いたり、輸出も始めたり、ボーダーレス感の得意な高浜さんならではの雰囲気と作品になっています。早く続きが読みたいものです(*´ω`*)


「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)