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顧客目線で考えるとやりがいが生まれるという話

世の中から煩わしいコードが無くなればいいのに!
ホイットニーです!

僕らの仕事は、大きくまとめるとマーケティングをサポートすることなんですが、マーケティングはどこがいいんでしょうか。

少し前に、僕はお客さんから相談を受けました。

「〇〇のような動画を作ることはできますか?」

内容が非常に曖昧で、詳細を詰めなければ可否判断が難しいところです。

そこで僕は、「このような動画でしょうか?」とサンプルを提示した上で

「もしサンプルのような動画でしたら可能です。素材をいただけましたら簡単に作ってみましょうか?」

と返答しました。

お客さんからの相談はその先に課題があるので、解決してあげられれば今後もお付き合いは続くという考えです。

〇〇のような動画という表現は、課題をまだ定義しきれていないことが課題として現れているのかもしれません。

今、お客さんが困っているのは、〇〇のような動画を作ることではなくて、何が良いのかよく分からないという事なのかも。

そこで、問題の解像度をあげるためにサンプルを提示したわけです。

サンプルがあれば、それを基準に「そうだ」「そうじゃない」が判断しやすくなります。

「ややそっち寄りなんだけど、もう少しこう」

という会話もしやすいし、そういう壁打ち相手になることで問題の解像度が上がり、課題解決方法も見つかるだろうというアプローチです。

さらに解決までの時間を早くするために、こちらで簡単なサンプルを作る姿勢を見せました。

「ややそっち寄りなんだけど、もう少しこう」

という段階で、寄りなサンプルを探すよりも、もう作ってしまった方が早いし調整も効きます。これで課題が解決に向かえば、僕らに仕事が来るのは間違いありません。

簡単とはいえ作るコストはかかり、それは請求しないので、どこまで親切になれるかという判断はありますが、このお客さんとは非常に良好な関係で、これまでもお世話になっているので、このくらいのコストは信頼に変換できます。

実際に、何度かやりとりがあり、先日受注となりました。

このやりとりは、とても楽しいもので受注に至った連絡を受けた時は嬉しくて、すぐにお礼の返信をしました。

何が楽しかったのか考えてみると、お客さんと一緒に悩んで方向性を決めて歩んだという実感でしょうか。

一連のやり取りは、マーケティングだと思うんですね。そしてこの喜びはマーケティングならではのものだと思います。

今回の僕らの行ったことを俯瞰して抽象化してみます。

A社はB社に対してサービスと提案を行った。
B社は決め手にかけるため、精度を高めた再提案を求めた。
A社は課題が曖昧になってしまい、とりあえずAJIMAに相談した。
AJIMAは、壁打ち相手になった。
A社は課題と解決方法が見えて再提案を行った。
B社は発注を決めた。

A社のサービスは、B社の課題を解決するものだったはずですが、B社にとってはそれが本当に課題を解決するものか分からなかったはずです。

A社は、本当に課題を解決するサービスだと感じていたので再提案に臨みました。

伝えたい事があって、再提案という形で伝えたいことを最大化したかった、といえます。

マーケティングの意味は非常に広いものですが、上記は1つのマーケティングと考えて差し支えないはずです。

AJIMAはマーケティングをサポートする会社なので、伝えたいことを最大化するお手伝いをしたといえます。

これによりB社も課題解決できると判断したので、A社・B社・AJIMAにとって喜ばしい結果になったといえます。

僕の感情としては、「どうだ!俺のやり方はすごいだろー!!」と、自慢したくなる気持ちもあります。もちろん!

でも、それ以上に壁打ち段階から考えることが楽しかったし、そのやりとりが間違いのないものでちゃんとサポートできたという達成感があります。

さらに、このアプローチは再現性があります。

僕じゃなくてもメンバーに再現してもらう事ができるんですね。

メンバーがそれぞれの立場で、お客さんを気遣ってマーケティング活動をしてもらえれば、良いお仕事が増えるでしょう。

A社とAJIMAは並走して提案を通したので、僕らもすでに意図は理解していますし、受注から納品まではスムーズにいくと考えられます。良いお仕事というわけです。

メンバーが僕と同じように、このやりとりを自慢したくなれば、自己肯定感が高まったということで、気持ちよく仕事に励めるはずです。この点も良いお仕事。

このような仕事の仕方は珍しいものではないのですが、それぞれのメンバーが考えてお客さんをサポートしている事は、実はやりがいなんだよ、って話をしたかったのです。

先輩だろうが新人だろうが、お客さんと向き合って良かれと思って考えている事は、きっとマーケティング活動になり、お客さんを助けることになるでしょう。

顧客目線で考えた方が、楽しいって事です。
マーケティングはまだまだ楽しめそうですねー。

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