幸運の黄色い「カステラ」
カステラが好きだ。
なんて言いつつも、小さい頃から今に至るまで、それほどカステラを食べた記憶はあまりない。
勝手にカステラは長崎の人のものだと思っていたし、ましてやきれいにまっすぐ切られ、立派な箱に入ったカステラを食べた記憶はほとんどない。
ただ、何年かに一回、山口に旅行にいく通り道にある和菓子屋さんでいつも買ってもらえていたカステラの切れ端。
切れ端といっても、大きな型で焼いた時の端っこなだけで、サイズ感としてはかなり大きかった。
これが本当に、本当に美味しくて、家族みんなで頬張るなんていう光景が私の家のカステラの思い出。
いつか立派な箱に入ったカステラを両親に送りたいな、なんてふとよぎったけれど、「もったいない!」なんていって、二人は頬張ることはできないんだろうな。
やっぱり大きな口で、自分の好きな大きさに切った切れ端を頬張るくらいがちょうどいいのだななんて、昔の思い出に浸っている。
そして、最近よく思うのはカステラが好きな人って多いよねってこと。
栄養も満点だし、山登りに持っていく人とかも多い。私は体調不良で食欲があまりないときなんかに温めたカステラをホットミルクと食べるのが好き。
カステラ好きが多いのはきっとみんなの心の何処かに懐かしい思い出があるんじゃないのかな、なんて考えているととてもほっこりする。
この黄色い四角のふわふわはみんなに幸せを運んできてくれるんだろう。
カステラ
価格:140円(税込)
賞味期限:製造から4日
特定原材料等: 小麦粉、卵
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?