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女性専用駐車場?

韓国のデパートやスーパーに必ずと言っていいほどあるのが、ピンクの線で表示された女性専用スペース。他にも障害者用とかベビーカー利用者用、電気自動車専用なんてのもある。
車いすやベビーカーは不便だから店の出入り口の近くにあるのは理解できる。電気自動車は充電設備があれは専用になるのは納得する。うちの近くの区役所は充電設備がないスペースがエコカー専用になっているが、これも環境保護のためにエコカーに乗っている人を優遇するという論理もギリ分かる。
ただ、女性専用は理解に苦しむ。たいてい女性専用は一台あたりのスペースが広い。「女性は駐車が苦手だ」という偏見の現れか? 社会的弱者を優遇するのはいいとして、果たして車の運転において女性は弱者なのだろうか。
暗い駐車場では女性が襲わる危険性がある?→女性専用スペースがあるのはたいてい明るいデパートの駐車場である
女性は力が弱く買った荷物が重くて運べない?→ショッピングカートを使えばいいし、ほとんどのデパートで買った荷物を無料で宅配するサービスがある
女性は子連れが多くて大変?→なら子連れのお客さん専用にすればいいのでは?私みたいに子連れで買い物に行くパパだっている

障害者用スペースやエコカースペースにそうじゃない人が停めていると通報されて罰金を払わないとならないが、女性専用スペースにはそのような罰則はないようだ。つまり法的根拠はないということ。結局はデパートやスーパーの主たる客層である主婦の皆さんのご機嫌取り…ではなく経営戦略なのかなと思う。ここまで普及すると、むしろ女性専用スペースがないデパートに批判の矛先が向き、不買運動なんてことが起こらないとも言い切れないから、デパート側もある程度しかたなく設置しているのかなと結論を出して自分を納得させてみた。

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