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ラブバグ

虫の名前である。日本はもちろん、韓国でも聞き馴染みのない虫であるが、去年のこの時期、韓国の私が住んでいる地域で大発生した。何でも本来、南方のジメジメした地域にいる虫なのだそうだが、なぜか梅雨の韓国に適応したみたいだ。そして今年もまた、やつらがやってきた。

初めて見たときの印象は、ハエくらいの大きさでムカデみたいに足がいっぱいのやつが大量に飛んでいて気味が悪い、というもの。しかし、よくよく聞いてみたら2体の虫が交尾しながら飛んでいるとのこと。それが名前の由来にもなっている。だから足が多く見えたのだ。それで余計に気味悪く感じてしまった。

人を刺したり、病原菌を運んだりするわけではないから害虫とは言えないかもしれないが、やつらとにかく乾燥に弱い。なので雨上がりに大量発生し、数日晴れるとそこら中に死骸がたまっている。ベランダ中の死骸を片付けても片付けても際限なくたまり続ける。早く梅雨が明けてほしい。

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