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2022年真夏の大冒険⑨西町界隈をうろつくだけの日

昨夜23時鹿児島港出港のフェリーは今日10時に小宝島に着き、その船に乗って奄美大島に渡って名瀬で2泊。そして那覇行のフェリーで沖縄にたどり着くのが当初の予定だった。
海人の「その便はたぶん欠航になるよ」の予言を信じて大幅にスケジュールを変えたのだが、今朝の那覇は雲ひとつない天気だし鹿児島まで戻る海も凪いでいたし、やっぱり島に残るのが正解だったのかもと恐る恐るフェリーの運行状況を開いてみたら...ガチで欠航!1日スライドして今夜23時出港に変更されていた。
いやー、恐るべし海人の経験則。

というわけで那覇連泊2日め、予定はなにもない。
まずは朝飯。那覇ステイの定番になっていた丸江弁当まで散歩を兼ねて朝の那覇をぶらぶら歩く。
久しぶりの西町界隈はだいぶ変わっていた。
100本以上もお世話になったダイビングサービスは整体院になってるし、1泊3000円で昭和レトロなマンションの部屋貸しをしていた民宿西町は那覇ウエスト・インの別館になってるし、観光バスが何台も停まっていた那覇ショッピングセンターは更地だし、テイクアウトのカレーやうどんが美味かった川平スーパーも閉店、よく行った居酒屋も名前が変わっていた。

ダイブフリークが整体院に
民宿西町がウェストインに
那覇ショッピングセンターは更地に

丸江弁当は10年前と全く変わらず、路駐で発生する弁当渋滞さえも懐かしかった。
丸江弁当は那覇の弁当文化の頂点とも言える店で、各種弁当が並んでいる他にテイクアウトの一品料理も山ほどある。
初めてきた時はまるで朝食バイキングのような様子に興奮して揚げ物中心に山ほど買い込み、民宿に戻ってゲップが出るほど食べたもんだからその後が大変だった。ダイビングをするために慶良間に渡るボートで酷い船酔い。顔色真っ青、冷や汗びっしょりでエントリー、レギを通して油の匂いが反芻してくるダイビングだったっけ。
じゅーしーおにぎりとひらやーち、卵焼きと味噌汁代わりの沖縄そばを買って、汁が溢れないようソロリソロリと宿に戻った。

丸江弁当は健在
揚げ物が多いけど…
じゅーしーおにぎり

部屋のベランダでゆいレールを見下ろしながら食事。
あらためて見てみると銀色車体に赤いストライブのスタンダードな車両の他にもいろんなペイントをされた車両も走っていて新鮮だった。

ベランダから眺めるいろんなゆいレール
ホテル真下の久茂地川を逆上るおじいボート
漁でもするんだろうか?ボラしか見たこと無いけど

雲ひとつ無い晴天の沖縄晴れ、こんな日が後2日も続くのかと思うと憂鬱になった。だったら明日は久しぶりに慶良間で潜るのもいいかも。平日だし飛び込みで受けてくれるショップもあるだろう。
予約を取るのにネットで調べて何件かのダイビングサービスに電話を入れてみた。

宿泊場所、経験本数などを言って「はい、大丈夫ですよ」とまでは行くのだが、その先が問題だった。年齢である。
「65歳です」と言うと「だったら医師の署名入りの病歴診断書はお持ちですか?」と尋ねられる。今まではCカードの提示さえしたことがない馴染みのサービスばかり使っていたから年齢を気にしたこともなかったが、正式には60歳を超えたシニアダイバーには義務付けられているらしい。

飛び込みでやって来て、どの程度のスキルの持ち主かもわからない初対面の老人をガイドするのにリスクは負いたくないというショップ側の理屈ももちろん分かるけど、そんな制度があるのも知らず、Cカードを見せさえすればどこでも潜れると思っていた自分が迂闊だった。
「近くの病院を紹介しますよ」と言ってくれるところもあったけど、それまでして潜りたいという情熱もない。潔くダイビングは止めにした。

そのことを「那覇まで来たよ」の報告のついでに与那国島のサービスに聞いてみると「初めての人だったらそう言うでしょうね」とのこと。
この出来事がダイビングから足を洗うきっかけになった。与那国島でのダイビングが生涯最後のダイビングになるのかと思うと感慨深い。

ダイビングがだめとなると、明日は何をしよう?
そうだヤンバルに行こう。となるとレンタカーを予約しなきゃならん。
久米のスカイレンタカーが安かったはず。Webで予約、9時~18時まで9時間、トヨタヤリス...12880円!高っ!コロナの影響で沖縄のレンタカーは爆上がりしてると聞いていたけど、ホント高いわー。内心渋々だけど予約完了。
明日も天気は良さそうだし、ヤンバルに行くのも10年以上ぶりかも?楽しみだ。

明日の予定が決まったところでベランダビールと昼寝。
夜は、これまた久しぶりなジャッキーでいつものニューヨークステーキL(ミディアムレア)を醤油で頂いて那覇の2日めが終了した。
ジャッキーのステーキは特別に旨いとは思わないんだけど、立地の良さからいつも行ってしまう。空席表示信号も青だったし。

ほぼオール赤身のニューヨークステーキ

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