7月に入りました

早いですね。7月です。
久しぶりの投稿になりました。
実は、私は4月からテレビ局のアナウンサーとして働かせてもらっています。
入社から三か月が経った今だからこそ綴れる思いを今日は記事にしました。



少しずつ仕事に慣れてきた日々。
上手くいくことよりもうまくいかないことの方が圧倒的に多い。そのたびに下を向いて「自分はこの職業に向いてない」と考える。反対にちょっとうまくいくと「やったー!意外とやれるかも」と前向きになる。情緒がジェットコースターのようでしたね。

よくよく考えてみたら、私は話がうまいわけでもないし、特別いい声でアナウンス出来るわけでもなければ、人目を惹く容姿を備えているわけでもない。
大学時代からアナウンサーにはなりたかったけれど、いざアナウンサーとなった後、自分に何が出来るか正直未だ見えてこない。焦らなくていいと周りの人に言ってもらえるが、同期アナの熱量や先輩のプロ意識の高さに自己嫌悪に陥ってしまう。
自分はアナウンサーと名乗っていいのだろうかと思うときも。

だけど、ある日生中継後の帰り際、ある親子が私のもとに近づいてきて「いつもテレビ見ています。写真撮っていただけませんか」と声をかけてくださった。
素直に嬉しかった。
一人でも自分を応援してくれている人がいる。
アナウンサーとして見てくれる人がいる。
以前私は、「多くの人に愛されるアナウンサーになりたい」といったことがあった。もちろん、皆から愛されたらなんて気持ちが良いだろうか。だけど、そのとき私は一人でもいいと思った。どこかの誰かに元気を与えられるだけでも十分じゃないかと。

この親子との出会いをきっかけに少し気持ちが楽になれた気がする。職業柄常に他者からの評価はついて回る。
時にはショックを受けることもあるだろう。だけど、応援してくれる人は必ずいる。

少しずつでも進歩していこう。

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