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学ぶことと働くことを同時にできることはしあわせ

本記事は、米国オレゴン州を中心に毎月発行されている日系紙「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(加筆含む)です。
1記事200円。マガジン購入は1000円。ひと月に一度のペースで配信(終了予定は現時点でありません)。6本以上読みたい方、継続して読みたい方、さかのぼってマガジン内の過去コラムも読みたい方はマガジン購入がお得です。過去コラムは、実に30本以上あります。一度払えばそれで終わりです。毎月購読料がかかるわけではありませんのでご安心ください(たまに聞かれるので)。
本記事は、本来であれば先月4月に配信する予定でした。ところが、コロナ禍で、内容が世相とずれ、配信するのをためらっているうちに時間が経ってしまいました。申し訳ありません。よって、今月は先月分と今月分の2本を配信致します。

いつだったか、学生に戻ってクリエイティブライティングコースに通うのだと書いた。覚えている方はおられるだろうか。

取材インタビューを記事にしたり、仕事で書きものをするのは日常だが、やはり長編を書くのはまた違った筋肉が必要で、わたしはその筋肉を鍛えるためにそこに通うと決めたのだった。

そんなわけで非常に楽しみにしていたし、それが始まる日は朝から一日の動きを家族全員に知らせ、準備万端であった。なぜなら授業は午後6時から9時までおこなわれるので、ばっちり「宿題→夕飯→お風呂」のゴールデンタイムだからだ。しかし午後にかかってきた一本の電話によって状況は一変する。ちなみに、その電話がかかってきたのは、2020年2月下旬の話である。

「突然のことで残念ですが、授業はすべてキャンセルになりました。最少催行人数に満たなかったからです。お金はすべて返金されます。じゃ」

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