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師走におもう敬語・非敬語問題

本ページを訪れてくださり、ありがとうございます。本記事は、米国のオレゴン州・ワシントン州など北西部を中心に毎月発行されている日系紙「ゆうやけ新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(加筆含む)です。1記事200円の入場料をいただきます。定期購読のマガジンは1000円。ひと月に1度のペースで配信(現時点で終了予定はありません)。6本以上読みたい方、継続して読みたい方、さかのぼってマガジン内の過去記事を自由に読みたい方はマガジン購入がお得です。過去コラムは35本以上あります。

今年はこのまま終わりそうな気配がむんむんに漂っている。控えめにいって暗黒の一年といえるでしょう。アメリカにお住まいのあなたへ、どんなサンクスギビングを過ごしましたか? アメリカに限らず、世界のあらゆる場所にお住まいの皆様、これからどんなクリスマスを、あるいはホリデーを過ごす予定ですか?

我が家は「州内近場旅行」という話も一瞬出ましたが、そういう気分になれず、お金ももったいなく感じられ、いつの間にか流れました。友人がアップする旅行の写真を見ても心躍らないのは何故だろうかと考えています。

コロナ禍の何が精神的にとどめを刺して来るかというと、さまざまありますが、ずばり「移動の不自由」ではないだろうかと思います。学校を行き来する自由、カフェに出入りする自由、故郷に帰る自由、旅行できる自由、留学できる自由、遠出、レジャー、行きたいところに行くあらゆる自由。

これができない。したくないからしないんじゃなくて、できない。

これがつらさの根本にある。

軟禁されているわけじゃないのに「外に行こう」という気持ちがじりじりと削り取られていく。

「今日も生きていられた!上等!」と思えればいいのでしょうが、経済的不安、健康的不安、教育的不安。

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