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夕焼け新聞

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本記事は、米国オレゴン州ポートランドを中心に毎月発行されている日系紙「夕焼け新聞」に連載中のコラム『第8スタジオ』からの転載(修正・加筆含む)です。アメリカで暮らす日本人の葛藤、…
このマガジンを購読すると、アメリカ教育システムについて、バイリンガル教育の葛藤・ティップス、アメリ…
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#日本語教師

泣きそうになる

▶︎プロローグ お元気ですか。紙面に向かっている今は10月末で、街はハロウィンを直前にしてうきうきとしています。 いつもは仮装しない私ですが、今年は少し気分が違い、魔女に変身しようと思っています。 変身をお考えの成人の方はおられますか。何に擬態しますか?(興味あります) アフターコロナといわれる時期に入って以降は「イベントを楽しむ」ということの意味もまた変容しているように思うのは私だけでしょうか。 会うという重さを知りながら、人々と接していると感じます。会うというの

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心のスイッチがどこにあるか自分ではわからなかった

こんばんは。お元気ですか。 私はこの原稿を真夜中に書いています。日中は暑いくらいの気候なのに、夜はぐんと冷える。頭がすっきりしない夜は窓を5センチ開けて風にあたる。何も考えない。ただ風にあたる。そうすると、心を何かが通り抜けていく感覚がする。私にとってこの小さなことは気分転換のひとつの方法なんです。読者の皆様は、どんな気分転換の方法をもっていますか。ぜひ知りたいなあ。 ところで、日本語教師の仕事を始めてから、私は大きな気分転換をしていることに気付きました。私は大きく分けて、

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新しい仕事が開いた扉

もう3月ですか、はやいですねえ。はやすぎてびっくりします。いかがお過ごしでしょうか。 ウイルスの次は人間かよ米国から日本へ帰る際の強制隔離がなくなり、ワクチン3本接種済みで症状がなければ自主隔離も必要ないというお達しが日本政府から出ました。公共交通機関も使えます。 コロナの終息が見え始めている今日この頃、ウクライナでは戦争が始まり、心は暗い気持ちになります。 せっかくウイルスとの戦いが終わりかけているのに、今度は人間の戦いか。 頭がくらくらする。正直にいえば、ウイルス

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