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北海道・道東の旅2021 6日目

釧路湿原で目覚めた朝。

朝から小雨が降っていた。昨晩は暗くてわからなかったが、受付のあるセンターハウスは三角屋根の山小屋風な立派な建物。受付以外に炭や薪などのキャンプ用品やパンやお菓子などのちょっとした売店が併設。そして、大きな暖炉を囲って本棚があり、子どもたちの大好きなマンガを発見。

マンガ好きの姉妹はしばらくそこから離れることができず、出発ギリギリまでマンガを読んでいた。

長男と朝のキャンプ場を散策していると、達古武沼でカヌーのレンタルを発見。近づいてみると人もいなく、しばらく休みとの張り紙を見つけた。

ただ、手作り感満載のバスケットゴールや輪投げ、鉄棒などがあり、ボールも置いてあるので、ひととおり遊ばせてもらった。

小雨が降っていても立派な屋根のついた炊事場があるので雨に濡れずにゆっくりと朝食を食べることができたのも良かった。

この日は根室方面に車を走らせ、牡蠣目当てに厚岸へ。

厚岸とはアイヌ語で牡蠣の多いところという”アッケケシ”の語源に由来しているらしく昔からこの地では天然の生ガキが1年中獲れ、1年中生ガキを食べることができるという特別な場所だったらしい。

牡蠣をどこで食べるか。悩んで選んだ店は”道の駅 厚岸グルメパーク”。

北海道じゃらん道の駅満足度ランキングで11年連続1位を獲得しているという有名な道の駅らしい。

場所は厚岸の町を見下ろす小高い丘の上。
3,4階の展望室からぐるりと湾となった厚岸湖(海水が流れ込んでいるため完全な湖ではないのだが)とその湖と厚岸湾を結ぶ赤い厚岸大橋を目の前に眺め、この海水と河川が常に混ざり合う特殊な環境の厚岸湖だからこそ、1年中良質な牡蠣が採れるのだと納得。

2階に和食、洋食、炭火焼きと3つの牡蠣レストランが並ぶ。

いろいろ悩んで我々はエスカルという和洋食のレストランへ。
生ガキ、蒸しガキ、牡蠣のパスタ、カキフライ、牡蠣の釜めしと
牡蠣料理のオンパレードをオーダー!

小ぶりながらぷっくりとミルキー色の甘い牡蠣。生でいただくのが私は一番好みだったが、パスタもとても好評だった。大満足の牡蠣ご飯を食べ、1階のお土産売り場で夜の晩酌のお供に牡蠣のつまみを購入し、厚岸を後に。

向かったのは霧多布岬。

ここでは天然のラッコが見えるとの口コミをみて向かったのだが、風がビュービュー吹いて寒い上に岬の先端まで歩きながら目を凝らして眼下に広がる海を眺めていてもラッコらしきものはいない。。。

なによりこんな広い海の中であの小さなラッコを探すなんぞ、到底無理な話だと諦めかけていた時に、なんだか、海の上で浮かんだり潜ったりしている生物を発見。

長男の双眼鏡で眺めてみると”ラッコだー”
私も子どもたちも大興奮!皆で双眼鏡を見ながらひとしきり天然の海で泳ぐラッコを眺めていた。

熊にせよ鹿にせよ、動物園や水族館で見るより自然の中で生きる動物たちを見ることも北海道旅行の醍醐味の一つである。

その後、”霧多布温泉ゆうゆ”というスーパー銭湯へ。
銭湯の入口からお土産までルパン三世だらけ。

というのもルパン三世の作者、漫画家の”モンキー・パンチ”さんの故郷がこの浜中町とのことで、ルパン三世好きが集まる町だという。

お土産はここでしか購入できないルパン三世商品が充実しており、新しく、広い温泉施設も満足いくものだった。

女湯にかかる暖簾が峰不二子で可愛かった。

この日の宿泊場所はいろいろ迷ったが、翌日摩周湖に向かうことを決めていたので、釧路湿原まで戻り、昨晩と同じ達古武オートキャンプ場へ。

残念ながら、昨晩宿泊した炊事場の隣のサイトはすでに先客があり、炊事場から少し離れた場所に宿泊することになった。

雨が降っていたので、キャンピングカーの付属しているサイドオーニングの下でご飯を食べたのだが、寒い上に雨にどうしても濡れてしまい、快適とは言えなかった。
また、この日だろうか、靴下と長ズボンの間の皮膚を大量の蚊に刺されたらしく、その後2週間ほどに渡って赤く腫れあがった。

何か違う虫に刺されたのかもしれない。

やはりキャンプ場では肌を少しでも出さない必要があると学んだ。


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