Discover JAPAN
アメリカ横断旅行、ニュージーランド滞在記の記事が終わりました。
振り返ってみると、2年前といえど楽しかったあの頃の思い出、現地で感じたことを意外と忘れていて、自分の中で振り返り、整理できた貴重な時間となりました。
2019年11月に夫が会社員を辞めたことで始まった我が家の海外滞在記でしたが、ニュージーランドから戻ってきた2020年2月末。その1週間後の3月1日より全世界との国境が閉ざされました。
いや、正直行こうと思えば、海外に行くことはできたし、実際に行っている人々もいました。
しかし、現地、帰国時の隔離やPCR検査、現地でコロナに罹患したら。と面倒くさいことを考えると海外に行くことより、今は日本の良さを知るために国内旅行をしよう!と前向きに方向転換。
2020年の夏休みは初めてのキャンピングカーによる東北、北海道礼文島への旅。
同年の冬休みには瀬戸内海の旅。
2021年夏休みには前年同様、キャンピングカーによる北海道知床半島への旅。
同年の冬休みは広島、山口への近代日本を学ぶ旅。
キャンピングカーのススメ
そんな国内を巡る2年間の家族旅行を経て、強く感じたことがあります。
それは、
”子どもが小さいうちこそ、キャンピングカーがおススメ!”
ということです。5人家族の我が家が借りたタイプは”AMITY”と呼ばれる一番小さなタイプ。普通免許書で運転が可能ですし、何より車体がコンパクトので運転は乗用車と近いと思います。
我が家は基本、キャンピングカーで寝るだけを考えていたので、キッチンやシャワールーム、トイレなどついていないものを希望していました。
寝るときは、運転席の上に私と一番下の長男(小2)が寝て。
車体後部の2段ベッドには姉妹(中1、小4)が寝る。体のでかい夫は通常はダイニングテーブルとして使用している部分をベッドに変換させて寝ていました。
6人乗りと記載がありましたが、5人でちょうど良いサイズでした。
ただ、現在小学校3年生の長男は成長盛り。これからはこの小さなタイプでは難しいかもしれないと考えています。
キャンピングカーの利点はなんといっても、荷物の上げ下ろしはないこと。
アメリカ横断旅行中は毎日、荷物を背負ってモーテルにチェックイン、朝も再び荷物を背負って車へ運ぶことを毎日繰り返していました。
毎日のその荷物運びが嫌になり、最低限の荷物だけにしようと思うと、そういう晩に限ってモーテルに室内プールがあるから水着が必要。部屋が寒いから防寒着が必要などなど、車に残した荷物が必要な時があるのです。
しかし、夜駐車場に取りにいくには危険だし、面倒。
そんなこともあり、毎日リュックサックをそれぞれ持ち運んでいたのでした。そんな体験をしたからこそ、荷物の上げ下ろしのない、キャンピングカーは最高でした。
泊まる場所は道の駅や立ち寄り湯、キャンプ場など選択肢が多く、食事を食べるところは無限にあり、時にはキャンプ場で自炊も楽しい。自炊はカセットコロンと鍋一つあれば簡単に美味しいご飯が出来上がる。
子どもが騒いでも文句も言われない。キャンプ場でテントを張る面倒もない。寝心地も悪くない。暑さ対策はあるので、行く場所・季節は注意が必要です。(なので我が家は2年連続北海道だったわけですが。)
費用もレンタカーを借りて宿に宿泊することを考えると、我が家のような5人家族の場合は1泊約2,5万円~3万円で借りることができるキャンピングカーは安いとはいえなくてもトントンくらい。家族構成にもよると思いますが、コストは高すぎないと思います。
キャンピングカー初心者にはとにかく、このコンパクトタイプのAMITYがおススメです。最近はバンなどを改造した車中泊用のキャンピングカーもあるようですが、AMITYは一歩入ると部屋のような内装で、高さがあるので、車内で立つこともできます。いつでも寝れる二段ベッドと、ソファ付きのダイニングに子どもたちも喜んでいたので、旅気分を盛り上げること間違いありません。
日本のモーテル!旅籠
冬休みの旅行は夫の実家が関西にあるので、そこで義父の車を借りて瀬戸内海、そして中国地方と回りました。
ここで活躍したのが旅籠と呼ばれる日本初の米国風モーテルです。
日本だとモーテルというといかがわしいイメージがありますが、アメリカのモーテル同様、旅籠はアメリカのサービスそのまま、大きなベッドが2つ。朝食も受付に置かれているパンとドリングを好きなだけとって部屋で食べるタイプです。1泊1万円前後と価格も安く、寝るだけを求める我が家の旅行スタイルにはとても合っていました。
とくに、日本はどこでも立ち寄り湯があるので、温泉に入ってコンビニで夕食を購入し旅籠へチェックイン。なんてスタイルが多かったです。
ただ、旅籠も子どもが大きくなると、いくら大きいとはいえ2ベッドでは厳しいので、我が家の場合、寝袋持参で一人は寝袋ということが必要になるかもしれないなと考えています。
さて、まもなく2022年の夏が始まる。
コロナは収束しつつあり、海外での隔離も国内帰国時の隔離もほぼなくなってきていますが、ウクライナ問題で燃油価格の上昇、円安とWパンチ。
春の段階では今年の夏は北米横断(カナダ国境)旅行を考えていましたが、ここにきて航空券の高騰がおさまらず悩んでいます。
長女は来年、中学3年生になります。次女も小学6年生。ミニバスの最終学年として夏には大会が目白押し。受験生とミニバス最終学年として長期の旅行は難しいかもしれない。
長女が高校にあがれば、なにかしら部活動に忙しく、家族で旅行にいけるかもわからない。私と夫も2年後の仕事の状況もわかりません。
ならば、今いくしかない。
家族での長期旅行はいつでもこれが最後かもしれないという覚悟で、行けるうちに多少無理してでも行く!のが夫婦の共通認識。
航空券情報に目を配りながら、国内旅行で行くならば毎日移動するこれまでの旅ではなく、どこか自然の中に家を借りて、プチ移住体験もいいかもしれない。
毎日海で泳ぐ海辺の生活。はたまた農作業ができる山の生活。
湖の近くで湖畔で過ごすのもいいかもしれない。
今年の夏の家族旅行に思いを馳せながら、次回からDiscover JAPANと称したコロナ禍の2年間の家族で旅した国内旅行情報を自分の頭の整理もかねて書いてみたいと思います。
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