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サンダー、サイダー、サバイバー。まっとうに生きるって、大変だ。
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2022年10月の記事一覧

「羨ましいな、君達が」

最近、現状の社会の枠組みのなかで生きづらさを感じている子どもの保護者の方から、さまざまな…

相地
1年前
8

ドッペルさんと、ぼく(現在)

――ドッペルさん、ドッペルさん。 どうしてそうしたいと思ったのかは、わからない。でも、い…

相地
1年前
3

昨日の問題は、昨日の中に置いていく。

右手の親指に、うっすら切り傷があるのに気付いた。どこで、というか、どうやって付いたんだろ…

相地
1年前
1

一進十退くらい、しているけど、

忘れないよ(忘れたいよ)(忘れたいの?)(忘れないの?) ――白井明大『生きようと生きる…

相地
1年前
3

「しんだように眠っていた」に憧れる。

しんだように眠っていた。とは、よく言うけれど。「しんだように」は、「楽になった」ニュアン…

相地
1年前
1

夢とは、えてしてそういうもの。(今朝は、カフェオレ)

悲しい夢を見た気がする。どんな夢なのか、忘れてしまったけど。歯をくいしばっただろう、顎の…

相地
1年前
3

どこかに置いてきたぼくを、少しずつ、

あらすじ:まだ引きこもっていた。 とはいえ、完全にうちから出ない日ができるのは、なんだかよくない気がした。 天気もよくなかったので、ひとまず、近くのスタバへ。寒くなったのか、ぼんやりしていたせいなのか、ほうじ茶が冷めるのが、いつもより早い気がした。 ただでさえ少ない体力が、ほとんど引きこもっていたせいなのか、ほぼゼロに近い。と思ったのは、すぐ眠くなるから。体力があまりにもないと、すぐに眠くなるらしい。それでも、足に力が入るようになったので、だいぶましかもしれない。 僕

ひとりきりの安寧の中で、

まだ、人に会える元気がなかった。 のに、延滞している本があったので、図書館へ赴いた。 も…

相地
1年前
36

いつものぼくを、少しずつ取り戻す。

誰にも会わない日だった。正確には、会おうとしなかった。 昨日は、週末だったこともあり、そ…

相地
1年前
7

失踪が頓挫し、一日経過。

あらすじ:失踪しようとして、頓挫して、一日が経った。 昨日の夕方から、頭が痛い。左側だけ…

相地
1年前
5

今朝は、短い。昨日は、長い。

昨日、家出をした。 大人でも、家出といえるのか、わからないし、その日の内に、終わってしま…

相地
1年前
2

「書く」と「読む」をくり返し、平和。

書く量が増えた。あるいは、増やした。その、中間くらいの気分が、ずっと続いている。少なくと…

相地
1年前
8

見えるようで見えない、白い吐息(今朝は、カフェオレ)

ずいぶん、肌寒い。肌寒くなって、何日経ったのか、よくわからない。寒くなって、暑くなって、…

相地
1年前
5

十八歳の彼が一五〇〇円でやりくりしていたものを、検討してみる。

煙草をひと箱。 ホットドッグを一本。 文庫を一冊。 コーヒーを二杯。 それから、三本立ての安映画。 ――吉田篤弘『フィンガーボウルの話のつづき』p172より引用 このすべてを携えて、一日を過ごしてみたいと思った。 でも、おおよそ無縁なものが二つか三つあるので、むずかしいな、とも思った。 「煙草をひと箱。」 煙草を吸ったことはない。 煙が苦手。副流煙と主流煙は、別物だと思うけど。それに、ぼくは喘息持ちだ。(昨日も、あるギャラリーを訪れたとき、発作を起こしてしまった。