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短歌

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短歌、まとめました。
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抱きしめてあなたのことを知りたがる 月並みだけどどうか許して

抱きしめてあなたのことを知りたがる 月並みだけどどうか許して 「Tinderは結構いいよ」そう…

相地
3年前

浴槽にバターを隠せないことはわかってるだろ?蜜月の檻

「一日ね、忘れないでよ」そろそろだ蚕になった君が目覚める 階段の踏み荒らされた花弁をいと…

相地
3年前
2

この指はあいつが触れた指なのか僕なんかでも上書きできる?

滴る血「信じられない」怒るのはいいんだけど手当てくらいは 「泣いている、泣いているんだ」…

相地
3年前

懲りもせず瞼を腫らすくらいなら僕のところへ来ればいいのに

「死にたい」を「生きたい」と変換できれば魔が差さない、上手くいかない 「かわいい」を褒め…

相地
3年前
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唇を押し当てられたその熱は臍より深く僕を穿つの

指先をそっと這わせて口付けて肌を脱がせて君の嬌声 ダァリアと呼んでいいかい?いとしくて死…

相地
3年前
2

「いいよ」って目を逸らすくせに言うんだね細い手首を強く握った

「いいよ」って目を逸らすくせに言うんだね細い手首を強く握った 「もしかしてアレが金星なん…

相地
3年前
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下手くそなウソしかつけないから黙る本音を言えない君は優しい

「ねえ、もうすぐ」夏を夢見る君の目は春を映さず陽の光だけ 「思い出は記憶に名前を付けるから思い出になる」教えてくれた パスワード好きだった人の誕生日変える気ないよ、便利だから そっけない二度目ましてのあの子には布団の中のキスで連れ去る 下手くそなウソしかつけないから黙る本音を言えない君は優しい

夜を呑む 姿形も見えないよ だからこそかな 美しい君

「明日には頭が痛くなるんだよ」そうだね、君は今夜出ていく 夜を呑む 姿形も見えないよ だ…

相地
3年前
1

配達の牛乳?新聞?目が覚めて朝の臭いを嗅ぎつけたんだ

「これとこれ食べきれないなあとこれも」湯気限定の透視能力 似合わない色を「似合う」と褒め…

相地
3年前
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とりあえずソーダのソーダ割り注文 人魚がずっと欲しがっていた

部屋の隅 気配だけは感じるんだ 未練がましい僕の病気だ 「君が好き」よくあることにしてお…

相地
3年前
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「もう少し」君の口癖 二度、三度、百度になれば永遠になる

「もう春だ」梅を桜と間違える君の唇少し白くて 三月に芽吹いた雪は傷だらけ 口を開けたよ、…

相地
3年前

世の中のありとあらゆる椅子の背にしなだれている君を夢見た

寝たフリをするのに慣れた寂しさを 玉子サンドのピクルス抜いて 世の中のありとあらゆる椅子…

相地
3年前
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ミッドナイトブルーの私はアルカリ性 弱酸性の朝に抱かれる

薄曇りくらいが丁度いいのです 花が咲くなら暗闇の中 ミッドナイトブルーの私はアルカリ性 …

相地
3年前

僕色の現像液から引き上げて 不肖な君は口角下げる

君が僕を拒んだのはただ一つ「忘れたかった密の記憶を」 「一度しかキスはしたことないんだよ」みるみるうちに君が溶けてく 「バカですね」たぶんバカだよその通り 何言われても夢になるよ 僕色の現像液から引き上げて 不肖な君は口角下げる 送電線渡り切ったら折り返し「送りがあるなら迎えもあるよね」