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日記(2)

夜中、ふと開いた本があまりにも面白すぎて眠れなかった。いつもは眠れない時間をスマートフォンの操作で消費してしまうので、とても有意義な時間だった(もちろん、携帯の画面から得られる視覚情報にも有益なものはあるのだが、私は大抵エゴサーチをしたり(夜中なので新着のツイートは無い)タイムラインを眺めたり(夜中なので新着のツイートは無い)しているだけなので、本当に無駄な時間だったりする)。

なんとか日が昇る前に読破したものの、この時点で4時を回っており、翌日(翌日?)は寝不足のまま事務所へ向かうこととなった。

事務所での用事を済ませ、吹雪に耐えながら喫茶店へ向かう。フレンチトースト目当てで訪れた『喫茶カルメル堂』。2度目の訪問である。前回は1月限定メニューの『ベーコンときのこのクリームシチュー』を注文したのだが、その際目にしたフレンチトーストをどうしても忘れられなかったのだ。

この店のメニューは文庫本を模して作られており、奥付の一文がとても好みだった。アイドルになる前は本に関する仕事をしていた私からすると、乱丁、落丁、誤字脱字の発見は絶望なのだが。いざ残業。いざ休日出勤。



程なくして、注文していたフレンチトーストが到着。私の次に入店した女性客に「本日フレンチトーストは売り切れです」とのアナウンスがなされる。事務所を出るのが遅れていたらフレンチトーストにありつけなかったと思うと、なんだかとってもラッキー!

#あいざわフレンチトーストだよ
#あいざわクリームソーダじゃないよ
#コーヒーフロートだよ


かなりの子供舌で、食レポの類は苦手なので省略する。とてもおいしかった。おなかいっぱい。

喫茶店を出て、図書館へと向かう市電に乗り込む。目的の駅までは30分ほどかかるので、座って本を読むつもりでいたのに、車内は満員。読書を諦め、この日記を書いている。

メモ:平日の15時でも札幌市電は混んでいる

『ロープウェイ入口』で乗客の6割が下車した。こんな吹雪の中でもロープウェイは運行しているのだろうか。確かに、観光と思われる外国人の姿が多かった。

ロープウェイ入口から2つあとの『中央図書館前』で下車。そこからはひたすら本を読む。閉館ギリギリまで滞在して、仕上げに児童書を5冊借りた。私が(読書が苦手なくせに)本を読む理由にも関わってくるのだが、児童書がいちばん肌に合う。


…………今度こそ全部読んで返すぞ。


(本日のヘッダー:喫茶カルメル堂のメニュー)

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