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[ CO2排出量と温暖化の関係?トゥンベリさん名前を商標登録 ]

(2020年1月31日のブログ記事ですが、一部修正しています)

スウェーデン出身、17歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんが自身の名前を商標登録するそうだ。彼女自身の名前の他にも学生時代に仲間と立ち上げた気候変動学校スト運動組織、「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays For Future)」も商標登録するらしい。

ここまでセンセーショナルに有名人になると、彼女の知名度を利用してグレタ・トゥーンベリ効果といったマーケティングや商品の販売といった利益を得ようとする人達が出現するから商標登録するらしい。

彼女は2018年ごろから学校をストライキして気候変動のスピーチを始めた。学校に行かないで環境スピーチ?と思うかもしれないが、調べてみるとスウェーデンの義務教育は15歳までだ。なので飛び級していなければ、義務教育最後の一年を放棄しているぐらいだ。

ちなみに、日本の高等教育に当たる3年間は、大学進学への準備的な学習か、わりと専門的で将来の仕事に直結するような職業訓練コースが用意されてるそうです。なので将来環境活動家が目標ならば現在インターンシップ最中だ。(ウィキペディアによると、義務教育のみ就学は15%だそうです)

去年に国連で行われた気候行動サミットに向かうため、彼女はヨットで大西洋を横断した。また、髪を三つ編みにした姿は彼女のトレードマークであり、そしてあの怒りのスピーチ、「よくもそんなことを」で彼女は世界的な知名度を上げた。(ちなみにお父さんは俳優だそうだ!)

2019年の『Time』誌が選ぶ「今年の人」に選ばれた彼女は話題が多い。もちろん賛否両論だが、彼女を馬鹿にすれば周りから「彼女はアスペルガー症候群」という弱者カードを斬られる。

彼女曰く、政府の温室効果ガス排出による温暖化に対する戦略は不十分だとし、EUは2030年までに、CO2排出量をパリ協定で設定した40%ではなく、80%まで削減しなければならないと欧州経済社会評議会で述べた。「排出量を減らす」という観点ではなく、「排出を無くす」という観点で考え始める必要があるらしい。

今月に開かれたダボス会議でのディスカッションフォーラムで「世界の二酸化炭素(CO2)排出量は減少しなかった」と述べていたが、CO2=人間と置き換えれば、「世界の人口は(彼らが思ってるほど)減少しなかった」なのではないか?

たしかに最近の気候はおかしいが、地球の46億年のスパンを考えれば私たち人類が存在している期間なんて一瞬の出来事だ。環境破壊や気候変動で人間が絶滅しても46億年の地球はいまさら消えてなくならないだろう。

では温暖化のディスカッションの要である、二酸化炭素(CO2)を見てみよう。

現在の地球の大気組成は、ちっ素が78%、酸素が21%、アルゴンが0.93%。この3つでほとんどを占める。二酸化炭素は約0.03%程度とごくわずかでしかない。

地球の歴史を見ると、原始地球は表面の温度が岩石の融点を超えてマグマの海だった。マグマオーシャンが冷えて海ができると、海水に大気中に二番目に多い気体であった二酸化炭素が溶けて温室効果が弱くなり、地表が冷えてプレートができる。そして水に溶け込んだ二酸化炭素は、海水中のカルシウムやマグネシウムと反応して石灰岩(炭酸塩鉱物)となり、地殻に固定される。こうして、大気からは二酸化炭素が取り去られて、結局、地球の大気は水に溶けにくいちっ素が主成分となる。

国立環境研究所の2006年国環研ニュースの記事を載せておきます。遠嶋康徳氏の記事です。最後まで読んでみてください。化石燃料の埋蔵量は多く見積もっても大気中酸素の0.5%を消費する分しか存在しないそうです。

記事の途中で、「最近の研究によるとどうやら地球温暖化によって海は酸素の供給源になっているようです」と、書かれていますが、これは温暖化と関係なく海が酸素の供給源になってるのだと思います。地球の大部分が海です。植物の光合成なんか陸上、海中合わせてもたかが知れてます。地球は水の星です。

リンク
大気中の酸素濃度の変動から二酸化炭素の行方を探る
国立環境研究所ニュース・遠嶋康徳氏より

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