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京都ハイジャンプ

コースについて

京都競馬場の障害コースを、向こう正面から2周し、直線は芝コースへ(障害なし)。
3930mという長距離戦に加え、2周目3角手前のバンケット(三段跳び、あるいは飛び上がり飛び降り台)は年2回のみ使用される特殊かつ難易度の高い障害であること、そもそもの障害飛越18回は障害レースの中でも最多というタフで難易度の高いレースだ。

レースのポイント

脚質

脚質別 成績

順回りに2周、落ち着きかつ入れ替わりにくく、惰性も効く京都の障害レースで前有利。既走馬はともかく、初チャレンジの馬に関しては三段跳び適性は読めない。

人気

単勝オッズ別 成績

三段跳びを含めた適性が重要でありながら、それが全く読みにくい分で穴馬の好走も定期的に起こり、レース全体の回収率が122/120。

前走

前走レース別 成績

好走が多いのは三木HLPJS。前走斤量も様々、下位馬の好走もあるが前走勝ち馬は2-0-1-1/4で信頼度高く。OPは掲示板ベター。

騎手

京都HJ 騎手別 成績

このレース(京都開催)での勝利があるのは森騎手。京都JSを合わせると森騎手がさらに1勝、中村、石神両騎手が勝利。

各馬雑感

ザメイダン

2走前は62キロを背負いながらも、単騎逃げでセブンデイズの2着に粘る競馬。飛越はうまくスムーズに行ければ渋太い馬だけに昨年同様の枠からスムーズに先手を取れるか。その先行力は魅力。昨年このレースでのバンケット飛越は無難に…というところ。当時から石神騎手継続コンビ3戦目。

アサクサゲンキ

小倉マイスターの印象のある本馬だが、中山のイルミネ&ペガサス、そして初京都の昨秋京都JSでも2着と、先行力を活かせる舞台ではしっかり走ってくる。前走は1頭前を追い末伸ばすもビレッジイーグルに届かず。小倉2歳Sを勝っているようにスピード豊かな血統とはいえ、既に3500m超のイルミネでも結果を出しているし、京都JSはハイレベルとは言い難かったとはいえ、エコロデュエルの爆発力が段違いで普通ならこの馬が勝っていたレース。バンケットのこなしは上々だった。隊列は恐らく内ザメイダンについていく形か。

ヴァリアメンテ

平地重賞でも掲示板に入っている脚力の持ち主。勝った未勝利は4着まで次で勝ち上がるハイレベル組。前走は同じく昇級のオールザワールドの強い内容には屈したものの、こちらも昇級ながら3着と結果を残し。前走水ごうのミスはあったが飛越は無難。昇級2戦目の上昇あれば。西谷騎手と引き続きコンビも鞍上久々の競馬。どう出るか。

トライフォーリアル

昨年は昇級戦で2着。4角の落馬で外に振られた分わずかに届かなかったというような内容で、素質を見せた。バンケットは2歩目でガクっとくるところはあったが上り下り自体は無難に。東京JS3着以降稍一息の結果も、前回あのメンバーの5着なら及第点で、距離伸ばして良さが出るというところか。昨年より全体的な相手関係は上がる印象。昨年同様五十嵐騎手。うまく流れに乗れれば。

ラジェドール

前走は前半アブミが外れた?ような形だったが、坂口騎手を背に0.8差の5着。飛越はしっかりこなせるのだが、さすがにこの相手関係では数段上げる必要はあるか。距離伸びることに関してはプラス印象で。個人的に未勝利で追いかけていたように、OPでもどこかでハマれるだけの力はある。大江原騎手で新味でるか。

サンデイビス

5月の新潟では次走でそれぞれ重賞を好走するサクセッション、ニューツーリズム、メイショウアルトに次ぐ勝ち馬と0.1差の4着。そこから長欠を挟んだが、ここにきて①②着と充実してきた。再度上野騎手に戻って飛越を決まられるか。タフなタイプでうまく流れに乗って。上野騎手に手が戻り。

スワヤンブナート

初戦はプンタアレナスの2着。2戦目でエンデュミオン&ゴールドパラディンを破り、OPではオールザワールドに2敗も②③着とクラスが変わっても安定した競馬。ここ最近の競馬っぷりをみてもスタートセンスの良さがあるから自在に運べるし、何より飛越の安定感がある。引き続き小野寺騎手で。

サクセッション

昨年の新潟JSをレコード勝ち。スプリングS3着の脚力を持ち、全3勝を新潟で挙げるスピードタイプだが、前走小倉で差し損ねたものの流れに乗って外から脚を伸ばしていた。飛越の巧拙と距離対応問われるこの舞台でどこまで。初コンビ伴騎手は今年あまり奮わずも本来もっとやれる。合いそうなイメージがするのはニューツーリズムの印象だろうか。

メイショウハチク

OPクラスでも大崩れせず走る堅実派。平地力で一押しに欠けるが飛越はしっかり。とはいえさすがに10歳で大きな上積みとなると…。

メイショウアツイタ

2走前は「躓き頭絡が外れ」中止→大敗からの休み明けで昨秋以来の競馬。昨年このレースは0.8差の4着、バンケットは比較的無難にこなせていた方か。当時より全体感は強くなり、久々かつパフォーマンスアップが求められる今回。絶好調森騎手をしてどこまで。

予想

コンセプト

京都適性は分からない以上、地力と先行力を重視し。本命はアサクサゲンキ。若干距離も長い気はするが、好位取れそうかつ飛越安定評価。相手混戦模様、広めにとっても

◎アサクサゲンキ
〇スワヤンブナート
▲ザメイダン
☆サンデイビス
△③④⑧


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